続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ。そろそろ15周年。

HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス

 JR北海道では北海道の「ぐるっと北海道・公共交通利用促進キャンペーン」の補助金を利用して、7月17日より3つの割安なトクトクきっぷを発売しました。

  1. 開業記念ウポポイきっぷ(8月31日まで)
  2. はこだて旅するパスポート(特別価格・8月31日まで)
  3. HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス(2021年1月31日まで)

 1の「開業記念ウポポイきっぷ」は7月に白老町にオープンした「ウポポイ(民族共生象徴空間)」というアイヌ文化を発信する国立の施設への往復割引きっぷです。札幌~白老間の往復の乗車券+自由席特急券がセットになって大人(高校生以上)3,800円で「乗車券往復きっぷ」との併用時より1,800円安い価格でした。さらに、小中学生は500円という破格と言っていいぐらいの値段でした。

 2の「はこだて旅するパスポート」はこれまでも発売されていたきっぷで、補助金によって半額の特別価格で発売されていました。

 本題の3です。「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」(以下「HOKKAIDO LOVE周遊パス」)は初めて設定されたきっぷで、北海道内の在来線特急列車の自由席が利用でき、指定を4回まで取ることができるという「北海道フリーパス」の縮小版のようなきっぷです。

 以下に両者の比較をしてみます。いずれも、北海道新幹線がフリーエリア外で、普通車用のみで小児用がなく、繁忙期利用制限があるのは共通の条件です。

  HOKKAIDO LOVE  北海道フリーパス 
価格 12,000円 27,430円
有効日数 6日 7日
指定席利用回数 4回 6回
発売期間 利用開始前日まで 利用開始当日可
発売箇所 JR北海道管内 JR九州以外の5社

 「HOKKAIDO LOVE周遊パス」の定価は24,000円で、件の補助金によって半額の12,000円で発売されているというカラクリです。なので、「北海道フリーパス」より有効日数が1日少ないだけなのに、半額以下というとんでもない価格になっています。

 例えば、札幌(市内)~北見間の「指定席往復割引きっぷ(Rきっぷ)」の価格(夏季)が15,140円です。都市間を往復するだけのきっぷより、道内6日間自由に乗り降りできるきっぷの方が安いという怪奇現象が起きています。実際に往復割引きっぷではなく「HOKKAIDO LOVE周遊パス」の利用を勧めていた駅があったと聞いています。

 発売期間は来年の1月末まででしたが、実際は補助金がなくなり次第終了で、いつ発売終了するか分からないきっぷでした。9月に入って補助金の消化状況が発表され、 

9月6日:60%超

9月13日:75%超

9月20日:90%超

という感じで消化されていました。7月17日~9月6日の52日間で60%消化ということは、上記1~3のきっぷトータルで1日約1.15%ずつ消化していたという計算になります。その後は7日間で15%の消化で、「HOKKAIDO LOVE周遊パス」だけで1日2%超にペースが上がりました。消化状況が発表されたゆえの駆け込み購入やシルバーウィークの4連休が消化に勢いをつけんだと思います。

 そして、ついに9月29日で予算を使い切りました。予定よりも4ヶ月も前倒しての終了でした。消化状況が発表される前は11月ぐらいまでは持つかなと思っていただけに、予想以上に早い終了でした。9月30日以降は定価の24,000円で発売されることはなく、パス自体が発売終了しています。


 首都圏在住の私にとってはJR北海道管内で利用前日までに購入という条件が意外と重くのしかかりました。東京駅のJR北海道プラザは閉店から早5年が経ちました。きっぷの調達のためだけに前泊するのはもったいないです。ただ、ちょうどタイミングよく北海道に行く知り合いがいたので、お願いして買ってきていただきました。

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 使い始めてから「しまったなぁ...」と思ったのは、初回の指定券の引き換え時に指定席券売機を利用してしまったことです。そうすると左下に「指定席発行開始済み」の赤印字が入ってしまい、発売箇所表記を潰しています。初回はみどりの窓口にするとこの印字はないようです。

 4回の指定券引き換えを示す★印ですが、1・3・4回目と2回目で微妙に形が異なるのが分かるかと思います。前者は指定席券売機で、後者はみどりの窓口で引き換えたものです。みどりの窓口の星型は少し潰れていて、指定席券売機の方がきれいな星型をしています。

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ニセコ号・美深トロッコ王国・ノースレインボーEXP
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修復中の711系・三笠鉄道村の保存車両・クロフォード公園のキハ80系

 今回は飛行機で函館入りし、わざわざ足の遅い臨時特急「ニセコ」で札幌入りしました。2日目は国鉄美幸線の廃線跡を利用した美深町のトロッコ王国に行き、帰りは終焉迫るノースレインボーエクスプレス充当の「フラノラベンダーエクスプレス」に乗車しました。3日目はクラウドファンディングによって岩見沢市郊外で保存されている711系(私も少しばかり寄付しています)を見に行き、三笠市の三笠鉄道村とクロフォード公園にある保存車両や幌内炭鉱跡を見学し、新千歳空港から飛行機で帰りました。

 休みが取れなかったので3日分しか利用できませんでしたが、損しない程度には利用し7ヶ月ぶりの北海道を鉄道三昧で満喫してきました。繁忙期の冬シーズンに向けてまた発売して欲しいきっぷではありますが、補助金次第ですかね…。