続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

みどりの窓口での払戻計算書

 先日きっぷの払い戻しをしにみどりの窓口へ行ってきました。未使用で有効期限内のきっぷであれば「話せる指定席券売機」でも払い戻しできるんですが、発車時刻を過ぎた運休列車の指定券や払戻申出証明・乗変申出証明されたきっぷを後日(=有効期限が過ぎてから)払い戻す場合はみどりの窓口へ行く必要があります。

事故証明を受けた特急券

 払い戻したきっぷはこれです。右下に穴が開いているとおり使うつもりでいったん改札内に入ったんですが、台風でダイヤが乱れ列車がちっとも動かなかったので改札の駅員に使用を中止する旨を申し出て、事故証明を受けたきっぷです。印には「事故払戻し要す」とあります。

払戻計算書

 事故証明を受けていたので無事に無手数料で払い戻されました。その際に窓口の小型端末から出力された「払戻計算書」なる紙切れを貰いました。今まできっぷを払い戻しした際にはこういう払戻金額の根拠となる書類が貰えたことはなく(特に要求もしませんでしたが)、現金が返金もしくはクレジットカードへの返金処理がされるだけでした。

 真ん中に「適用税率 10%」という表記や下の東日本旅客鉄道株式会社の下に登録番号という項目があります。これは昨今巷を賑わせているいわゆる「インボイス制度」で使用される「適格請求書発行事業者登録番号」(=適格請求書発行することができる事業者登録番号を指しています。おそらくこの「払戻計算書」はインボイス制度に対応するために用意されたんじゃないかなと思っています。

 私が確認したのはJR東日本だけでしたが、他社でも順次対応しているのかもしれません。


 お盆休みで九州から戻るタイミングに台風7号の影響をモロに受けてひどい目に遭った一人です。8月15日は計画運休だったのでまだしも、当初は通常運転するとアナウンスのあった16日の方がひどい状態でした。

【当初予定】

新鳥栖12:08発→(さくら552号)→岡山14:13着

岡山15:52発→(のぞみ168号)→新横浜18:47着

 8月16日は14時過ぎに岡山駅に着いていったん付近に滞在してから、16時前の新幹線で新横浜まで戻る予定でした。しかし「さくら552号」が4時間近く遅れて18時過ぎに岡山に到着したため行程が崩壊しました。

 「さくら552号」の指定が岡山までだったので予定通りいったん岡山で降りてリカバリープランを考えました。

救世主に思えた岡山始発の「ひかり522号」 2023/8/16

 東海道と山陽の直通運転は終日中止することが決定していました。その頃には東海道新幹線の指定席の発売も中止していました。ダイヤ乱れによって新大阪方面の列車は大混雑でしたが、立つのは勘弁だったので座って帰る方法を考えました。岡山始発の「ひかり522号」(定刻18:36発)が約20分遅れで入線してきたので、動くことに賭けて自由席に座って発車を待ちました。

 しかし「発車までしばらくお待ち下さい」「信号待ちと乗務員手配をしております」という車内放送が繰り返されるばかりでちっとも動く気配がありませんでした。席に座って1時間経ったころにJR東海が東海道新幹線の終電の繰り上げとダイヤ復旧の見込みが立たないためこれ以降の旅行は控えるよう案内を出しました。

岡山駅20:22の状況 2023/8/16

 「ひかり522号」がいつ発車するか分からない上に、仮に新大阪まで動いたとしても新大阪で列車ホテルに収監され一晩足止め食らいかねないと判断しました。そこで見切りをつけて改札の係員に中止する旨を申し出て、新横浜までの自由席特急券に事故証明をしてもらったという次第です。

本物の救世主だったサンライズ出雲:岡山駅 2023/8/16

 岡山近辺に泊まる方向で考えていたんですが、e5489をいじっていたら発車2時間前に「サンライズ出雲」の平屋のシングルが取れました。新幹線のダイヤ乱れの影響で「サンライズ」の予約を持っていて乗れなくなった人がいるはずと読んで小まめに空席検索をしていたのが功を奏しました。

 ちなみに「ひかり522号」が新大阪に着いたのは日付を超えたAM1時過ぎだったようです。「サンライズ出雲」は翌朝定刻で東京に到着し、そのまま無事に(?)六本木の職場に出勤してきました。平らなところで7時間眠れた上に有休も1日温存できたので我ながらナイスリカバリーでした。

【リザルト】

新鳥栖13:45発→(さくら552号)→岡山18:05着

岡山22:34発→(サンライズ出雲)→東京07:08着