続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

あまるべロマン

あまるべロマン号

◆種別:快速

区間城崎温泉~浜坂

I0342

 夏休み期間中に架け替え工事が進んでいる余部鉄橋(山陰線・鎧~餘部間)を渡る観光列車として快速「あまるべロマン」号城崎温泉~浜坂間で運転されました。ざっと簡単に調べたところ少なくとも4年前からGWや夏休み・秋の連休など多客期に運転されています。

Amaruberoman1

 車両はJR西日本京都総合運転所所属のキハ65系「エーデル」です。かつては特急「エーデル鳥取としてこの区間を通過していましたが、平成11年10月の廃止に伴い特急の定期運用を失い臨時・団体列車として運用されています。

 写真のとおり「エーデル」には展望車が連結されています。1号車が浜坂寄り、4号車が城崎温泉寄りの先頭車で、1~4番が展望室になります。展望風景を楽しむには運転席間際の1番よりも高くなっている4番の窓側の方がいいと思います。このきっぷのように5番ではあまり意味がないです。

 夏休みの週末ということもあり、指定は結構取りにくいのではないかと危惧しました。当日購入では不安があったので、JR西日本の5489サービスで前もって購入しました。(前日に乗車変更してますが…)ところが、実際にはガラガラで4両編成ながら2~30人程度しか乗ってなかったように見えました。これにはちょっと拍子抜けしました。

Amaruberoman2余部鉄橋を通過)

 昨年の春餘部鉄橋を渡って以降どうなったか気になってはいました。列車からの眺望は損なわれていませんでしたが、工事は着々と進んでいました。駅の裏山にあった展望台(通称:お立ち台)は閉鎖され、集落へ下りる階段は山側から海側に付け替えられ、構内踏切が設置されていました。鉄橋の向こうでは足場が組まれクレーン車が慌しく作業しているのが目に付きました。

Amarube_fumikiri (設置された構内踏切)

 天気に恵まれたので眼下に素晴らしい景色が広がりました。橋は架け替えられるだけなのでこの景色は今後も見ることが出来ますが、スピードを落としてゆっくり鉄橋を渡るゴットンゴットンという音は何とも言えないものがあります。決して採算が取れている列車には思えませんが、鉄橋やその景色を楽しむ列車としてはうってつけだと思います。

 JR西日本のプレスリリースによると来月以降も運転されるようです。ただし、列車名が「あまるべマリンとなります。いちおう「あまるべロマン」としては運転終了したとみなし、カテゴリーはそのようにしました。

 個人的にはまた課題が増えてしまった感ですが…_| ̄|○