N700系こだま
N700系は平成19年7月から営業運転を開始して以来増備が進み、現在JR東海で80編成、JR西日本では35編成、JR九州では10編成保有しています。各社とも所有車両数ベースでは最大勢力になっています。(編成ベースだとJR西日本では700系の方が多い)
今年3月に300系が全廃され、東海道新幹線で運転される車両は700系かN700系のいずれかに統一されました。「のぞみ」の定期列車はすべてN700系で運転され、これまでほとんど早朝・深夜に限られていたN700系の「ひかり」や「こだま」も普通に日中に見られるようになりました。
この「こだま643号」も今年3月のダイヤ改正からN700系で運転されるようになった列車です。列車名の後に「全席禁煙」と印字されているのがその証です。
この写真は後日静岡駅で撮影した「こだま643号」の写真です。向かいのホームに停車しているのは「こだま640号」でそちらもN700系の運転となっています。こんな一枚からもN700系の増殖ぶりがわかるかと思います。
JR東海では来年2月からN700系の進化形であるN700Aを投入します。JR西日本でも来年度から投入するようです。両社とも代わりに700系を淘汰していくものと思われますので、ますますN700系で運転される列車が増えそうです。ひょっとしたら将来的に東海道新幹線の列車はすべてN700系で運転される日が来るかもしれません。