東京フリーきっぷ
JR・東京メトロ・都営交通が一日フリーになるきっぷです。有効日を硬貨で削るスクラッチカードのような常備軟券でしたが、今年3月30日の「日暮里・舎人ライナー」開業に伴って、JR発売分についてはマルス端末で発券されるようになりました。このきっぷは「指定席券売機」で購入しています。85mmのマルス券になったので、自動改札に対応していそうですが、券面にデカデカと表記されているように、JRのみの対応です。
ご丁寧にもこんな「ご案内券」まで付いていました。
【フリー区間】
- JR線…東京都区内全線
- 東京地下鉄(メトロ)…全線
- 東京都交通局…都電・都バス・地下鉄・「日暮里・舎人ライナー」全線
東京メトロ・都営地下鉄ともほぼ100%自動改札化されているのに、JRの駅でしか自動改札は通れないのは不便で仕方がないです。「ご案内券」にあるとおり西日暮里駅や馬喰町駅にあるJR-地下鉄の連絡改札も不可です。これは改善を望みたいです。
ちなみに「日暮里・舎人ライナー」の駅は遠隔管理されていて無人です。開業して間がなかったので整理の係員がいて、その人に申し出て改札を通してもらいました。係員が不在のときはインターホンを介してリモートで係員と会話し、遠隔操作で改札口を開けてもらう必要があります。
【ひとこと】
JRの「都区内パス」が730円、東京メトロが一日フリーになる「東京メトロ一日乗車券」が710円、都営交通が一日フリーになる「都営まるごときっぷ」は700円です。その合算だと2140円になるので個別に買うよりは安上がりです。でも、ほぼ東京でしか使えないのに1580円という価格には割安感を感じません。また、メトロ・都営ともそれぞれのきっぷで沿線や施設での割引特典がありますが、このきっぷでは一切ありません。
使い勝手…★★☆☆☆
お得感…★★☆☆☆
当日発売…あり
小児用…あり
【ちょっと脱線】
このきっぷでいま話題の東京メトロ副都心線の乗り初めに行ってきました。ホームドアが邪魔くさいため、電車の写真を撮るには適しません。そもそも「東京メトロは撮影禁止」という説を聞いたことがあるんですが、実際どうなんでしょうか??仮にそうだとしても開業して間がなく、撮り鉄ばかりでなく一般の人も携帯カメラを向けていたぐらいなので、黙認だったのかもしれません。
ついでにダイヤ混乱の元凶として一躍有名になってしまった小竹向原駅にも行ってきました。西武線と有楽町線から来た電車が副都心線と有楽町線に分離し、ちょうどXの要のような駅です。朝のラッシュ時は人が捌けず大変なことになっているようです。私がちょうど電車を待っている時にホームドアが故障して閉まらなくなっていました。まだしばらく混乱が続くのかなと感じた次第です。
↑でいろいろとこのきっぷの悪口を書きましたが、いろいろと組み合わせた乗り鉄は楽しかったです。都電は6年ぶりに乗りました。最近時間の制約があって、泊まりを伴うような遠出はしにくくなっているので、「安・近・短」のネタ稼ぎにはいいのかなと思ったりもします。