続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

不可思議な端末導入

不可思議な端末導入

 昨年11月末にJR四国のHPに「12月より駅で購入できるきっぷの種類が増えます」というような旨のプレスリリースが出ました。要は常備券・補充券など手売りのきっぷしかなかった委託駅にPOS端末を導入し、全国のJR線のきっぷを買えるようにするという趣旨でした。

 予讃線・鬼無(きなし)駅は駅待合室内に中華料理店があり、その中華料理店にきっぷの発売が委託されています。店の人が合間にきっぷを売っています。その鬼無駅にも12月よりPOS端末が導入されました。ここで実乗用に宇多津→琴平の自由席特急券をオーダーしました。

 店の人は若干慣れない手つきでPOS端末を操作していました。私は端末から発券されるとばかり思ってたんですが、店の人は端末で料金を確認すると引き出しから料金補充券(料補)を取り出し、慣れた手つきサラサラと記入していきました。

K0428 (料金補充券) 

 これがそのきっぷです。私のようなきっぷヲタはついつい「端末導入→常備券・補充券返納(廃止)」と捕らえてしまいます。しかし実態はPOS端末を導入したものの端末に発券プリンターが繋がっていないため、きっぷの発券は従来どおり手書きの補充券が登場しました。鬼無駅については常備券の近距離乗車券も健在でした。

 結局のところPOS端末は料金確認用にしか使っていないような印象でした。これではせっかく端末を導入しても中途半端な感じがします。