続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

愛知環状鉄道・岡崎接続

愛知環状鉄道・岡崎接続

 国鉄岡多線は文字通り岡崎と多治見を結ぶ路線として計画されましたが、昭和51年に岡崎~新豊田間が部分開業しただけで頓挫しました。豊田市はその名のとおり某自動車メーカーの企業城下町であるがゆえに完全なクルマ社会で、名古屋への通勤通学には地下鉄鶴舞線と直通する名鉄豊田新線や知立廻りの名鉄三河線名古屋本線が主流でした。

 そのため潜在的な沿線環境には恵まれながらも赤字で、国鉄(JR)の経営から分離し愛知県などが出資する第三セクター愛知環状鉄道に継承されることとなりました。と同時に中央線との接続駅を多治見から高蔵寺に変更し、新豊田以北の未成部分を開通させ昭和63年に晴れて全線開業となりました。

 全線開業したことや沿線人口の増加もあってか大部分の第三セクター鉄道の経営が苦戦する中、比較的順調に経営できているようです。平成17年の愛知万博の観客輸送でも大活躍したのは記憶に新しいところです。万博輸送を機に高蔵寺駅構内のJR中央線との渡り線が整備され、中央線を経由してJR名古屋駅まで直通乗り入れも実現しています。

E0063

 このきっぷは実家に帰省したついでに買いに行ったものです。発売年の記載がありませんが平成15年のものです。「補充券で連絡券ください」と頼んだら快く売ってくれたのを覚えています。発券端末の整備が進んで今では補充券類はなくなったと聞いていますが、真偽のほどはわかりません。案外灯台下暗しだったりします。