以前の記事で東京駅から概ね５０Km以内の駅から設定がある「都区内フリーきっぷ」を紹介しましたが、東京都区内の駅発のものは「都区内パス」となります。効力は「都区内フリーきっぷ」と同じです。こちらもかつては同じく「都区内フリーきっぷ」を名乗っていましたが、ＪＲ東日本がフリーエリア内乗り放題のきっぷは「○○パス」と整理・統一したため変更になりました。
このきっぷの発売箇所は埼京線・中浦和駅です。その時東京都区内まで有効な乗車券を持っていたため、それを窓口で提示の上で発売してもらいました。東京都区外の駅では売るのを渋る駅員もいるようですが、ＨＰにも「ＪＲ東日本の主な駅のみどりの窓口」とどこにも都区内の駅限定と書いてはないので売るのが正当な扱いかと思われます。
また、同じ都区内でもＪＲ東海の駅（東京・品川）では売ってくれません。国鉄を分割民営化して２０年も経つのに、こういうＪＲの会社間同士のしょうもない意地の張り合いで利用者にしわ寄せするのはどうにかして欲しいものです。ちなみに東海道新幹線・東京～品川間は特急券を買えばこのきっぷでも「ひかり」、「こだま」には乗れます。
【ひとこと】
都内のＪＲしか乗らないのであればこのきっぷでもいいのかもしれませんが、私鉄や地下鉄が絡むとＳｕｉｃａやＰＡＳＭＯなどＩＣカードの方が便利かと思われます。入場券のように時間制限はないので、都内でじっくり撮り鉄するにはいいかもしれませんが。
使い勝手…★★★☆☆
お得感…★★★☆☆
当日発売…あり
小児用…あり
【補足：2015/5/16】
「都区内パス」の発売箇所は正式にフリーエリア内の駅・旅行センター等での発売に変更され、このきっぷのようにフリーエリア外での購入はできなくなりました。
