ラストサンデー
私のこのブログは記事をある程度書き溜めて、1日1本を午前0時台にアップするというスタンスなので速報性は追求していません。ですが、タイムリーなネタなのでいちおう書いてみます。
先の26日に今月末で廃止になる神岡鉄道に乗ってきました。この前日のasahi.com(岐阜版)には「廃線間近の神岡鉄道に乗客殺到」という記事が出ていました。記事によると普段(廃止が決まる前?)20~30人程度だった乗客が11月に入ってからは400~500人に激増しているそうです。実際に乗ってみて「殺到」というのは大げさな感じがしましたが、いつになくたくさん乗っていたのは確かでした。
以前「おわら」の頃に乗りあわせた地元のおばちゃんが「今年でなくなるって聞いたから初めてこれ(=神岡鉄道)に乗ったんですよ~」と言っていたのを思い出しました。地元の人にもさほど馴染みがない感じの神岡鉄道でしたが、普段1両編成で運転される列車が2両編成で運転されていました。神岡鉄道には旅客用車両が2両しかないため、まさにフル稼働です。ヲタも多かったですが、地元っぽい人もたくさんいました。通路にまで人が溢れるほどの盛況ぶりでした。
写真は神岡鉱山前~飛騨神岡間で撮影したものです。紅葉も終わりかかっているのがわかるでしょうか?先頭車には「さようなら神岡鉄道」というヘッドマークが用意されていました。
私の趣味的には北陸線・滑川駅から神岡鉱山前までの連絡券を買ってきました。同駅の係員は初めは「ウチでは出せない」と言っていましたが、改めて赤い本(いわゆる「連絡運輸別表」)で調べ直してくれ、規則上発券できることがわかり発券してくれました。JR西日本の係員は調べた上でちゃんと対応してくれるので、切符ヲタ的には非常にありがたいです。
先に買っていた富山→奥飛騨温泉口の連絡券が保存性に一抹の不安のある感熱マルス券だったので、改めて熱転写マルス券を入手でき満足して帰りました。
私はこのきっぷで猪谷~神岡鉱山前間を乗って神岡鉄道乗り納めとしました。神岡鉄道は開業以来無事故で走っているそうなので、このまま無事に最終日を迎えることを願うばかりです。