東北(宇都宮)線・尾久駅は東京都荒川区にあり、駅としてよりもブルートレインなど客車の基地である尾久客車区(現:車両センター)のあるところと言ったほうがわかりやすいでしょうか。
8月20日にその尾久駅と京葉線・越中島駅のみどりの窓口が閉鎖となりました。これで東京都区内の駅でみどりの窓口のない駅は11駅になりました。15両対応の長いホームがあり、前橋・高崎・宇都宮といったところまで中距離列車が発着しますが、駅自体は下町らしい静かな駅でした。
窓口閉鎖駅できっぷを買うことが最近の恒例となりつつあります。首都圏では恒例となってしまうぐらい窓口閉鎖が続いていることの裏返しと言えるでしょう。私は入場券というものには興味がないので、すぐ使うか先々の旅行で使う予定のあるきっぷを購入するようにしています。
JR東日本のHPにある2005~2008年の中期経営構想「ニューフロンティア2008」を初めて読んでみました。その中に以下のようなくだりがありました。
「きっぷ類の販売については、利便性の高い販売機器と人によるきめ細かなご案内・販売を適切に組み合わせることにより、お急ぎのお客さまをお待たせせず、ゆっくりと旅のご相談をなさりたいお客さまにもご満足いただける販売体制を実現します。」
ウソついたらいかんがねぇ~(名古屋弁)
都内の駅できっぷを買おうとするとずいぶん「お待たせ」させられます。5分で済めば運が良く、10分は当たり前で、20分超えることもしばしばです。今のところ指定席券売機やKaeruくんなどの「販売機器」の導入ばかり先行していて、「適切に組み合わせ」はできているとは言えないでしょう。
おそらく来年には次の中期構想が発表されると思います。そこで窓口施策がどうなるのか注目しています。関東人がいくら従順とはいえこのままで「ご満足」いただける「お客さま」はいないと思うんですが…。