江差線つれづれ6
昨日で江差線・木古内~江差間が廃線となり、77年の歴史に幕を閉じました。今日からは函館バスによる代替バスが列車と同じ1日6往復運転されることになっています。今後は江差まで行かないのに江差線を名乗ることになります。
北海道新幹線の開通を前にして並行在来線となる江差線の存廃論議が浮上しました。結局、一悶着あった末に、木古内~江差間は廃止、五稜郭~木古内間は北海道新幹線開業時に第三セクター転換という結論に至りました。江差は檜山支庁の所在地で、北海道の支庁から完全に鉄道がなくなるところは初めてだそうです。
これまでは記念きっぷを紹介してきましたが、一般的に発売していたきっぷを紹介します。
江差線の廃止区間の有人駅は湯ノ岱と江差で、そのうち江差駅にはマルス端末がありました。木古内~新青森間の乗車券を購入したはずが、江差を離れてから江差~新青森間で発券されていたことに気付きました。木古内発に変更しようかとも思ったんですが、せっかく江差駅発行の江差発で経由も「江差線」と入っていたのでそのまま使ってきました。
(マルス券)
(総販券)
江差駅には記念セット以外の通常の硬券入場券がなかったので、機械発券の入場券を購入してきました。マルス券とJR北海道名物の総販券があります。4月にも江差を訪れていたので、値上げ後の170円のものも買っておけばよかったんですが、すっかり買い忘れてしまいましたorz
コレクションを探してみたら、私が初めて江差駅を訪れた時に買ったきっぷが出てきました。こちらも今はなき快速「海峡」の指定券です。この時は寝台特急「はくつる81号」で青森へ、「海峡」で渡道し、江差線で江差入りし町を散策してから夕方の列車で再び「海峡」で函館へ向かった記憶があります。函館では夕食を食べてから夜行快速「ミッドナイト」に乗って札幌に行きました。
こうして綴っていると今よりも18きっぷ旅行はやりやすい時代でした。それに紹介した列車は全部廃止されていて、今の変わりようからすると結構時間が経ったもんだなぁということをしみじみと感じます。