鹿島線の終点は鹿島神宮駅だと思われがちですが、実はこの鹿島サッカースタジアム駅だったりします。もともとは北鹿島駅という貨物駅でしたが、平成6年3月にそばにカシマサッカースタジアムが完成した際に現在の駅名に改称され、サッカー開催時のみ営業する臨時駅となりました。
駅は見てのとおり(?)JR東日本の駅ですが、営業時の改札やきっぷ(JR・鹿島臨海鉄道両方とも)の販売は鹿島臨海鉄道の社員が行っています。しかも、JR鹿島線からの乗り入れ列車はなく、鹿島臨海鉄道の列車のみです。駅名板の背後に写る列車は鹿島臨海鉄道の車両です。
(穴あけ部分拡大)
で、そのきっぷです。先日実際に使いましたが、見てのとおりでかいです。昔ながらの地図式の補充券で、パンチで発着駅や金額に穴を開けて発売します。とりあえず駅名の部分だけ右に拡大します。わかりやすいように穴の部分はピンクに塗りつぶしてみました。この券の区間は鹿島サッカースタジアム→潮来で鹿島臨海鉄道が絡まないJR単独の乗車券です。
発売箇所が「鹿島臨海鉄道大洗乗務員」となっていますが、車掌はJRのようなレシート券を発券できる端末を持っているので、現在は通常使用していないのではないかと思います。