ツーデーパス再発売
今年5月5日に平成13年11月末で発売終了した「ツーデーパス」の再発売を熱望する記事を書きました。その当時はどうせ無理だと思って書いたんですが、6月9日のJR東日本のプレスリリースに7月20日から新たに「ツーデーパス」を発売するというリリースが出ていました。
キタ━━━━━━(・∀・)━━━━━━ッ !!!
名前は同じでも内容は前のものとかなり変わりました。値段は6120円から1000円以上値下げされ大人5000円となりました。逆にフリーエリアは広がり、JR東日本以外の社線7社での利用もできるようになりました。夏休み中は毎日発売されます。また、小児用(2000円)以外にも「大人の休日倶楽部」用(←これはどうでもいい)と学生用(いずれも3500円)が新たに設定されました。
再発売されただけでもうれしいのに、パワーアップして帰ってきました。最近のJR東日本のプレスリリースにはSuicaや「大人の休日」等カード事業の話題やダムの不正取水のお詫びなど、個人的にどうでもいいネタがほとんどだったんですが、久々に鉄ヲタ的にうれしいニュースを見た気がしました。
特急券部分は含まれていません。利用する場合は都度特急券の購入が必要です。在来線特急券はえきねっとの「トクだ値(料金券のみ)」と組み合わせると安く利用することができます。フリーエリアは以下のような感じです。
<JRのフリー区間境界駅>
◎常磐線・いわき/東北線・郡山/只見線・西若松/磐越西線・会津若松
◎伊東線・伊東/房総各線
<社線利用可能区間>
- 富士急行…大月~河口湖(全線)
- 鹿島臨海鉄道…鹿島サッカースタジアム~水戸(全線)
- 会津鉄道…西若松~会津田島
- 上田電鉄…上田~別所温泉(全線)
- 北越急行…六日町~まつだい
- 京浜急行バス…久里浜駅~久里浜港
- 東京湾フェリー…久里浜港~金谷港(全線)
6月末まで発売されていた「週末日帰りパス」とはフリーエリアが若干異なります。JR線は関東近郊+長野県の一部だったものが福島県や新潟県の一部にも広がりました。社線は伊豆急行・上信電鉄・小湊鉄道・いすみ鉄道・秩父鉄道がエリアから外れた代わりに、会津鉄道・上田電鉄・北越急行・京浜急行バス・東京湾フェリーで利用できるようになりました。
報じられ方を見ているとこのきっぷは1000円高速道路対策だそうです。特に東京湾フェリーは東京湾アクアラインの値下げもあいまって相当苦戦を強いられているようです。JR東日本でも例外ではなく、GWの輸送人員は6%減だったそうです。この減りっぷりに危機感を抱き、夏を前に対策を打ったのかもしれません。
【ひとこと】
発売当初から結構売れているようで、発売開始1ヶ月も経たない8月15日には10万枚を突破したというプレスリリースも出ていました。
きっぷ的には値段・フリーエリア共これで文句を言ったら罰当たりです。フリーエリア内で泊りがけで旅行してもいいですし、2日間使えるので土曜と日曜で違うところに日帰りで出かけるのも可能です。私は後者の使い方で、東京湾フェリーを絡めてきました。発売期間が9月までとなっていましたが、継続されることを願って止みません。発売継続するかどうかは「週末日帰りパス」との絡みもあると思います。ちなみに今夏は「青春18きっぷ」を買うのは止めました。
使い勝手…★★★★★
お得感…★★★★★
当日発売…あり
小児用…あり(しかも2000円)
【補足:09.08.23】
JR東日本の「おトクなきっぷ」のページを見たところ、10月3日から一人あたり1000円値下げされた上で「週末日帰りパス」が再発売されるようです。「ツーデーパス」については今のところアナウンスはありません。