九州横断特急
◆種別:特急
◆区間:人吉~宮地、豊後竹田~別府
そもそも、特急「九州横断特急」は人吉~熊本~大分~別府とS字に九州を横断するように走っていました。昨年7月の豪雨災害により豊肥本線の熊本~大分県境で分断され不通となったため、「九州横断特急」は人吉~熊本間を除き運休になりました。
2ヶ月後の9月に立野~宮地間の再開に合わせて、「九州横断特急」は熊本側(人吉~熊本~宮地)と大分側(豊後竹田~大分~別府)で、九州を横断しない状態でそれぞれ4往復ずつで運転を再開しました。号数は熊本側が1桁に対して、大分側は40番台というイレギュラーなものでした。
(代行バス:豊後竹田駅)
不通の宮地~豊後竹田間は代行バス(バスの運転区間は阿蘇〜豊後竹田)が走っていますが、「九州横断特急」どうしの接続はなく、本来あるべき「九州横断特急」のダイヤで熊本側・大分側に分けて運行しているだけようです。
私が昨年の暮れに大分側の44号に乗った際には特急「あそぼーい!101号」を宮地駅で降りて、代行バスに乗り換えると豊後竹田駅でちょうどよく44号に接続していました。自由席も指定席も乗客はわずかで、明らかに代行バスを間に挟むことによって、不便で所要時間を要することが敬遠されているようでした。
なお、不通になっている宮地~豊後竹田間はお盆前の8月4日から運転を再開するという発表がありました。8月末復旧予定を1ヶ月も前倒ししたので、関係者は突貫工事でかなり頑張ったんだと思います。「九州横断特急」も災害以前の人吉・熊本~別府間の運転に戻ります。私は豊肥本線はこの不通区間のみ未乗となっていますので、復旧したら早いうちに乗りに行きたいと思っています。
列車の写真は日豊線・別府駅で撮影したものです。