おはよう信越
◆種別:快速
◆区間:直江津→新潟(1日片道1本)
快速「おはよう信越」は急行「きたぐに」の直江津~新潟間の代替列車という形で、「きたぐに」定期運行終了後の一昨年3月より運転を開始しました。下りの「きたぐに」は朝8時過ぎに新潟に到着するため時間帯がよく、夜が明けてからの用務客や新潟県内からの通勤客もソコソコいました。そういった利用客の救済と言えます。
新潟県内の信越線を走る快速列車としては「くびき野」があります。運転区間もほぼ重複するのに「くびき野」の増発とせず、わざわざ別列車に仕立てた意味がわかりませんでした。しかも車両もJR東日本新潟車両センターの485系と同じです。
乗る直前に駅の時刻表を見てどうして愛称を分けたか気付きました。「おはよう信越」は全車指定席でした。「くびき野」は6両中4両が自由席です。「おはよう信越」の乗車には310円もしくは510円の指定席料金かグリーン券を購入しなければなりません。「きたぐに」は廃止して代替列車を走らせるけど、急行料金分の減収は極力軽減したいという思惑が見て取れます。
実際に普段どの程度の利用があるかどうかはわかりませんが、私が乗ったのは正月三が日だったので、通勤客の利用はなくガラガラでした。次のダイヤ改正でもそのまま残るようですので、利用状況は悪くないんだと思います。
写真は信越線・見附駅で撮影したものです。