宿場町トレイン117
◆種別:快速
JR東海の「トレイン117」シリーズの第5弾として、9月3日から今日までの土日祝日に名古屋~南木曽間で全車指定の快速「宿場町トレイン117」号が運転されていました。南木曽駅からはバスで妻籠宿や馬籠宿といった中山道の旧宿場町へ行くことができ、この列車を利用したパックツアーも用意されていました。やはり最近のJR東海は在来線に対する力の入れ方が変わってきたように思います。
(中央線・南木曽駅)
私は初日に乗ってきました。何気に「トレイン117」シリーズは皆勤賞です。今回は柿やカエデといった秋らしいラッピングが施されていました。「トレイン117」の売りである「ウィンディスペース」は台風接近により、残念ながらドアが閉められた状態で運転されました。
私は早めに指定券を仕込んでおきましたが、乗車率はせいぜい2割程度でした。いろいろな列車を運転してみて、試行錯誤している段階なんでしょうが、悪天候や初日ということを差し引いても春に運転された快速「水都大垣トレイン」といい勝負の空きっぷりでした。
途中の中津川駅での下車がソコソコあったようで、南木曽駅まで乗っていたのは私を含め7~8人程度でした。しかも、そのほとんどは後続の松本行の普通列車で北上してしまう有様でした。駅員氏によると指定券は40席近く売れていたのに、実際に降りてきたのは片手で数えるほどで、出迎えに来ていた地元の観光協会の方も肩透かしを食らっていました。
(妻籠宿)
結局、妻籠の宿場町へ行くバスに乗ったのは私とオッサン一人だけでした。私は初めて妻籠宿に行ってみたんですが、そんなに規模は大きくないにしろ往時の雰囲気が残っていて、なかなかステキなところだと感じました。一点だけ難点を挙げるとすれば、列車とバスの接続がよろしくないところです。ここは何とか改善をお願いしたいです。
列車の写真は名古屋駅で撮影したものです。