山陽新幹線40周年スーパー早特
今年3月10日で山陽新幹線が全線開業して40周年になります。それを記念してJR西日本の「e5489」とJR九州の「列車予約サービス」限定で「山陽新幹線40周年スーパー早特きっぷ」を発売しました。
設定日は開業日を挟む3月7日~13日の7日間で、乗車日の1ヶ月前から21日前まで乗車券と指定のセットで座席数限定で発売し、購入後の変更は不可・乗り遅れ時は無効というなかなか厳しい条件のきっぷでした。その代わり以下のようにとんでもない破格の安さでした。
40周年 スーパー早特 |
通常価格 | スーパー早特 | 割引率 | |
---|---|---|---|---|
新大阪~小倉・博多 | 5,610円 | 15,310円 | 10,290円 | 63.4% |
新大阪~熊本 | 7,710円 | 18,850円 | 12,860円 | 59.1% |
新大阪~鹿児島中央 | 8,640円 | 22,210円 | 14,400円 | 61.1% |
新大阪~長崎 | 7,710円 | 18,610円 | 12,860円 | 58.6% |
広島~熊本 | 6,600円 | 13,540円 | 11,000円 | 51.3% |
広島~鹿児島中央 | 7,800円 | 17,880円 | 13,000円 | 56.4% |
この他に新神戸(神戸市内)や岡山発着もありました(新神戸発着は新大阪発着と同額でした)。新大阪~小倉・博多間の5,610円というのは昭和50年の開業当時の新大阪~博多間の価格に合わせていて、その他の区間は通常料金より3~4割安くなっている「スーパー早特」からさらに40%引きの価格となっています。通常料金の半額以下は当たり前で、中には6割引きを超えている区間もあります。
これがその現物です。JR九州の「列車予約サービス」で予約しました。券の上部には「スーパー早特きっぷ40」の印字があり、定価の半額になった乗車券(A券)と価格を調整した新幹線特急券(B券)がセットになっています。
乗車日の1ヶ月前である2月8日に購入しています。ネット上で10時打ちを試みましたが、アクセス集中のためそもそもe5489にログインできず、e5489を諦め「列車予約サービス」にログインしたのは10時15分ごろで、この時点で既に売り切れていた列車もちらほらありました。この列車は希望の時間帯より若干早かったんですが、とりあえず確保しました。
ネット予約が混んでいてログインすらできなかったのは初めての経験です。ちなみに前日の2月7日6時には3月14日分(北陸新幹線開業初日)の事前受付がありましたが、「えきねっと」がログインできない中e5489はスムーズにログインできました。JR西日本は事前にe5489へのアクセス集中の予告をしていたぐらいなので、対策はしていたと思いますが、2月8日の10時はそれを超えるアクセスがあったようです。とにかくきっぷの確保は熾烈な戦いでした。
(227系試運転:山陽線・宮島口駅)
(ソフトバンク光駅)
私は北九州に前泊し、その日の晩に北九州空港から飛行機で帰る予定でした。このきっぷを消化するために北九州→熊本→広島→北九州→東京というちょっと意味不明な動きをしました。でも、その間に熊本電鉄の青ガエル(5000系)の片割れの引退セレモニーに立ち会えたり、宮島口駅で新型車両227系の試運転に遭遇したり、某携帯電話会社のCMで話題になった光駅に立ち寄ったりとこのきっぷを契機に目一杯楽しんで帰ってきました。