「八戸えんじょいカード」は八戸市内の指定された交通機関が1日利用できるフリーきっぷとクーポン付きのガイドブックがセットになったきっぷです。フリーエリアは以下のとおりです。
【フリーエリア】
- 八戸線:八戸~種差海岸
- 八戸市内の八戸市営バス・南部バス(岩手県北自動車南部支社)
- 種差海岸遊覧バス、八食バス、日曜朝市循環バス、るるっぷ八戸
バス路線は郊外に除外区間がありますが、市内中心部はほぼ使えます。また、青い森鉄道の北高岩~陸奥市川間は八戸市内ですが利用できません。
フリーきっぷ本体はこんな感じのものです。トクトクきっぷと言うよりは完全にイベント券です。昔はカードタイプの常備券(と言うより印刷物)でした。発売箇所は八戸市内JR駅のみどりの窓口およびびゅうプラザで、バス会社での発売はありません。曜日の制限はなく通年購入可能です。
購入時にもらえるガイドブックには飲食店や土産物屋でのサービスや割引に加え、ホテルや観光施設の割引などのクーポンが盛りだくさんです。
ちなみにこのきっぷはJR東日本の「おトクなきっぷ」のページで検索してもヒットしません。このきっぷの企画を「八戸カード運営協議会」という市の外郭団体(?)が取りまとめているようなので、JRも協力はするものの一歩引いた立場にいるからかな?と推測しています。
私は焼失し再建中の蕪島神社を参拝し、引退が迫っていた八戸線キハ40系を追いかけ、夜は市内に戻って八戸前沖鯖を堪能し、フリーパスを一日満喫しました。八戸に鯖のイメージはなかったんですが、びっくりするほど脂が乗っていておいしかったです。バスも使えるので八戸市内を一日周る際には便利なきっぷです。
【ひとこと】
八戸~鮫間の往復運賃だけで480円します。バスを含めた八戸市内の交通機関を一日利用できて700円であればまずまずです。
改善して欲しいなと思う点は駅の指定席券売機でも発売して欲しいところです。特に八戸駅の窓口は東京方面の列車の発車前にはかなり混み合います。私も列に並んでいたものの、八戸線の列車に乗り遅れそうになったので、向かいのびゅうプラザに駆け込んで発売してもらいました。
使い勝手:★★★★☆
お得感:★★★★☆
当日発売:あり
小児用:あり
【補足:2019/7/12】
「八戸えんじょいカード」は平成31(2019)年3月末で発売終了しましたので、カテゴリーを追加しています。