特急「富士回遊」の運転に先立って、富士急で「富士急行線でのJR中央線特急券・おトクなきっぷの取扱い駅の変更について」というプレスリリースが出ました。
中身を読んでみると、これまで都留文科大学前・富士山・富士急ハイランド・河口湖の4駅で行っていた「休日おでかけパス」の発売を富士山駅だけ取り止めるとのことでした。
これら4駅には「ビジネスえきねっと」が設置されていて、種類や範囲は限られるもののJR券の取り扱いができました。なので、富士山駅だけ「ビジネスえきねっと」を撤去するのかと思いきや、「富士回遊」の特急券は取り扱えるとあるので、どういう扱いになるのか気になって現地へ行った際に確認してきました。
その結果、富士山駅にはMR51型のマルス端末が設置されていました。発売箇所表記は「富士山駅F」となっていて東武の「東武〇〇」という具合に社名は入りません。
端末 | 特急券 | 休日おでかけ パス |
||
---|---|---|---|---|
富士回遊 | あずさ/かいじ | |||
都留文科大学前 富士急ハイランド 河口湖 |
ビジネス えきねっと |
〇 | 〇 | 〇 |
富士山 | MR51型 マルス |
〇 | × | × |
プレスリリースを読んで整理してみると、現状は上の表のような状況になっていると思われます。富士山駅にはせっかく「ビジネスえきねっと」より高機能のマルス端末を設置したのに、発売できるきっぷを「富士回遊」の特急券だけに絞ってしまったのは不可解に感じます。あくまで過渡期的な措置なのかもしれませんが。