続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

チケットレス特急券四国展開

チケットレス予約四国展開

 今年3月のダイヤ改正でe5489のチケットレス予約の対象列車がJR四国のすべての特急列車に拡大されました。対象はJ-WESTカード会員向けの「eチケットレス特急券」とそれ以外の人向けの「チケットレス特急券」で、「J-WESTチケットレス」は対象外です。

 これまでJR四国内のチケットレス予約と言えば、快速「マリンライナー」の「チケットレス特急券」だけでした。四国では快速列車でしか「チケットレス特急券」が利用できないというおかしな状態がずっと続いていましたが、これでようやく特急列車で「チケットレス特急券」が利用できるようになりました。

 ただし、「しまんと」「あしずり」で土佐くろしお鉄道に跨る区間と、いわゆる「ものがたり列車」(=観光列車)については利用できません。

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 先月チケットレスにせずに利用してきた特急「しおかぜ」の「チケットレス特急券」(eチケットレス特急券)です。様式としては何も目新しいものはなく、価格も「eきっぷ」と同じです。

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 四国内は特急列車を所定の駅で乗り継ぐ場合、特急料金が通算できる特例がいくつかありますが、当然ながらそれにもきちんと対応していました。こちらは「チケットレス特急券」で丸亀駅での「いしづち」→「しおかぜ」乗り継ぎをした例です。

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減車された上に多度津打ち切りの「いしづち9号」:高松駅 2021/5/16

 もっとも、意図的にこの乗り継ぎを試したというよりは、新型コロナの需要減により「いしづち」が高松~多度津間の短縮運転となってしまい、やむなく利用したものですが...。

 JR西日本では「ICOCA」のエリアの拡大が進んでいて「ICOCA+チケットレス特急券」の親和性は高いですが、JR四国は「ICOCA」のエリアが高松近辺のごく一部しか広がっていないため、乗車券部分は紙がほとんどです。なので、特急券だけチケットレスにしてもあまり意味がないような気がします。ちなみに、特急列車の車内放送ではチケットレス特急券を利用の場合は改札を出る際に予約が分かる画面か紙を見せてくださいと呼びかけていました。