続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

サンライズ琴平リベンジ編

サンライズ琴平リベンジ編

 下りの特急「サンライズ瀬戸」の琴平までの延長運転は、2014(平成26)年9月からだいたい春~秋の東京発金・土曜日に実施されています。

 岡山駅で後続の特急「南風1号」に乗り換えれば琴平に30分以上先着できるので、「サンライズ瀬戸」の延長運転がどれだけ琴平への誘客に効果があるのか個人的には疑問なんですが、かれこれ7年も続いています。

  サンライズ瀬戸号琴平行
 2014年   2021年 
東京 22:00発 21:50発
岡山 6:27着
6:31発
6:27着
6:31発
坂出 7:09発 7:10発
高松 7:27着
7:54発
7:27着
8:02発
坂出
琴平 8:51着 8:39着

 7年前と最新のダイヤとで比べてみました。まず、東京22:00発の特急「湘南15号」の運転に伴い、東京発が10分繰り上がって21:50発になっています。

 高松到着まではほぼ同じダイヤですが、最新のダイヤでは高松駅の停車時間が35分に延びた代わりに、高松~琴平間の所要時間は37分に短縮しています。同区間を走る特急「しまんと」が35分なので、遜色ない速さです。その結果、琴平到着は12分早くなっていますが、東京発で見るとほぼ変わりません(2分短縮)。

 7年前に実際に琴平まで通しできっぷを買ったものの、先行の貨物列車の事故の影響を受けて50分遅延して高松で打ち切られたため、目標達成できずにいました。その後、下りの「サンライズ瀬戸」に乗車することは何度かあったんですが、琴平まで乗ることはありませんでした。

 そんなことも忘れかけていた今年5月。香川県丸亀市に2泊していた私は早起きすれば坂出駅から琴平行の「サンライズ瀬戸」に乗車できることに気づきました。坂出~高松間だけ乗るのは現実的でないですが、琴平までなら1時間半ほど乗車できるので悪くはないなと思いました。

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 と言うわけで、旅先なのに苦手な早起きをして坂出駅で琴平までの「サンライズ瀬戸」の特急券を購入し乗車してきました。坂出~高松間は往復する形になるんですが、その部分の運賃は不要で、坂出~琴平間22.7Kmの460円で計算されています。

 夜行列車で短区間の指定を取ることの是非がよく話題になりますが、日付が変わった当日の朝取っている分には問題ないと思います。

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坂出駅に入線する「サンライズ瀬戸」と電光表示 2021/5/16

 この日の「サンライズ瀬戸」は東京土曜発の列車だったこともありガラガラでした。リネンの使われ具合からして、ノビノビ座席も3~4人しか利用がなかったように見えました。また、坂出駅の電光表示は高松行と表示されていました。誤乗を防ぐためにあえてそうしているのか、単純に直していないのかは謎です。

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高松駅で35分停車 2021/5/16

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営業再開した「連絡船うどん」 2021/10/18

 15分ほどで高松駅に到着すると、多くの乗客が降りて行き車内は閑散としました。35分も停車時間があれば高松駅改札内の「連絡船うどん」で朝食を摂れそうなもんですが、当時は臨時休業中でした。10月から営業再開しているので今は大丈夫だと思います。

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琴平駅に到着した「サンライズ瀬戸」 2021/5/16

 高松駅を発車してからは坂出・宇多津・丸亀といった特急停車駅は減速することなく通過し、一気に多度津まで走り抜けます。その後、善通寺に停車し、すぐに終点琴平に到着しました。高松駅を発車してからは速かったなという印象です。これで7年越しのリベンジ達成です。

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琴平駅を発車する6222D 2021/5/16

 「サンライズ瀬戸」の到着からほどなくして、琴平駅の切り欠きホームの0番線から多度津行の普通列車(6222D)が発車していきました。平日は電車(1222M)ですが、土休日は気動車に変更して運転されています。

 これは「サンライズ瀬戸」の土讃線乗り入れのために、多度津~琴平間の電力容量がひっ迫するため、「サンライズ瀬戸」が走る前後の時間帯の普通列車を電車から気動車に変更して、この区間に乗り入れる電車の本数の減らしているそうです。「サンライズ瀬戸」の乗り入れのためにそこまでやっています。

 琴平駅で「サンライズ瀬戸」から降りた客は10人ほどでした。緊急事態宣言下でノビノビ座席ですら利用客が3~4人というもともと乗客が少ない時期ではありましたが、やはりこの程度かと思いました。高松よりも食事ができるところが少ないですし、こんぴら山を登るには朝早すぎます。

 「サンライズ瀬戸」の琴平延長運転には高松から先の乗務員を手配し、到着後は車両を高松運転所まで回送する必要があります。さらに、先述の通り普通列車を電車から気動車に変更する手間や燃料代も必要になります。これらには高松終着の場合には不要なコストです。

 今のところ、東京発2022年2月26日までの金曜・休前日に琴平までの延長運転を実施することが発表されていますが、新型コロナ禍で旅客収入が減少し鉄道会社はなりふり構わぬコスト削減を進める中、仮に延長区間の利用客が少なく費用対効果が低いと判断されると、発表分までで終了という可能性も十分あるんじゃないかなと感じました。乗っておくならお早めに。