続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

窓口閉鎖駅めぐり@南草津

 琵琶湖(東海道)線・南草津駅のみどりの窓口が今年6月末で閉鎖され、みどりの券売機プラスに置き換えられました。

南草津駅のみどりの窓口 2023/6/10

 南草津駅は1994(平成6)年9月に草津~瀬田間に設置された新しい駅です。開業に先立って立命館大学が近くにキャンパスを設置し、駅周辺の土地区画整理事業の進展とともに宅地化が進み人口が急増しました。

 開業前に1日14,000人と想定していた乗車人員は開業から4年後の1998年度には早々に突破しました。地元の請願により2011年には3月のダイヤ改正で新快速が停車するようになり、2014年では市の中心駅である草津駅の乗車人員を抜いてなんと滋賀県でトップになりました。コロナ禍前の2019年度には1日の乗車人員が3万人を超えていました。

南草津駅(東口) 2023/6/10

 私はよそ者なので南草津駅に新快速が停車するようになったときに「なんで??」と思いましたが、実際に駅を降りてみるとマンションや店が建ち並んでいて思った以上に(失礼!)賑わっていました。今や草津駅より乗車人員が多くなっているので止めない理由はないかなと感じます。

 2年前に一度訪ねていたんですが、まさかなくなると思っていなかったので大したものは買ってませんでした。嫁親の旅行のきっぷの手配のためにジパング手帳を預かっていたので、それを今回の再履修に活用しました。実際の利用区間は芦原温泉まででしたが、大聖寺駅は来年3月の北陸新幹線敦賀開業に伴いIRいしかわ鉄道に移管され北九州市内までは買えなくなると思われるのであえてそうしました。


 おそらく都道府県でトップの乗車人員の駅のみどりの窓口がなくなるのは南草津駅が初の事例と思われます。そこで滋賀県内の琵琶湖線(大津~米原~長浜間)の駅のみどりの窓口状況をまとめてみました。

駅名  所在地 新快速停車   2023年10月現在  
大津 大津市  みどりの窓口
膳所  2020/6終了→AMV
石山  みどりの窓口
瀬田  2020/6終了→AMV
南草津  草津市  2023/6終了→AMV
草津 みどりの窓口(+AMV)
栗東  栗東市  2018/3終了→AMV
守山  守山市  2021/11終了→AMV
野洲 野洲市 2021/11終了→AMV
篠原  近江八幡市  2015/9終了→AMV
近江八幡   2023/6終了→AMV
安土  2017/11終了→AMV
能登川  東近江市  2012/3終了→AMV
稲枝  彦根市  2016/12終了→AMV
河瀬  2022/7終了→MV
南彦根  2019/3終了→AMV
彦根 2023/5終了→AMV
米原  米原市  みどりの窓口
坂田  無人
田村  長浜市  無人
長浜  2022/3終了→AMV

 2019年までに大津~米原間の新快速通過駅のみどりの窓口の閉鎖はほぼ終わっていましたが、コロナ禍が始まった2020年以降は赤字の新快速停車駅と大津市内の新快速通過駅が閉鎖され、直近では大津・石山・草津・米原の4駅にまで減っています。近江八幡・彦根・長浜といった知名度のある駅ももうありません。

 とは言え、閉鎖されたほとんどの駅にみどりの券売機プラスが設置されているので、他社のやり方と比べてまだマシかなと感じます。待ち時間が長くなっているのはちょっといただけないですが。