山陰線・江原駅は兵庫県豊岡市にあります。豊岡市と合併する前の旧日高町の玄関口の駅でした。
かつてここから出石（いずし）を結ぶ出石鉄道という鉄道が延びていたそうですが、戦中下の鉄材供出により昭和19年に休止され戦後復活することなく廃止になっています。代替として現在は全但バスが出石から豊岡駅・江原駅・八鹿駅それぞれを結ぶ路線バスを運行しています。
江原駅は特急列車が全列車停車しますが、みどりの窓口は今年3月5日で閉鎖され翌日からみどりの券売機プラスが稼働しています。隣の八鹿駅も同様にその3週間前の2月15日でみどりの窓口が閉鎖され、翌日からみどりの券売機プラスが稼働しています。
この辺りの特急停車駅では既に綾部・和田山・豊岡といった直営駅のみどりの窓口が閉鎖され、香住駅が無人化されているので、1日の乗車人員が3桁で市の中心駅でもない江原駅や八鹿駅のみどりの窓口が残らなそうだということは想像の範囲内でした。
これでＪＲ西日本の旧福知山支社管内の山陰線のみどりの窓口設置駅は福知山・城崎温泉・浜坂の3駅にまで減りました。みどりの窓口閉鎖駅すべてにみどりの券売機プラスが設置されているのでまだ良心的ですが、利用客と直接の接点となるみどりの窓口はさすがに減らし過ぎじゃないの？という気はします。地方はせめて一市に一つは残すべきなんじゃないかと感じます。
この辺りは毎年1回は必ず来ているんですが、江原駅だけなぜか何も買っていなかったので、最後の最後に寄ってきました。入場券と嫁の親が当地から北九州へ戻るきっぷを購入しました。
ところで真偽不明ですが江原駅はみどりの窓口閉鎖後に無人化されたという情報があります。「JRおでかけネット」を見てみたところ、窓口閉鎖時間という記載があるのできっぷは売らないものの改札か事務室に係員がいるかのような雰囲気はあります。しかし駅スタンプが「なし」になっています。駅スタンプは無人化（遠隔管理を含む）の際に撤去されるのが一般的です。
結局無人化を裏付ける情報が集めきれてないので、また秋～冬あたりに当地に行く際に様子を見に行ってみようかと思っています。
