続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

ときめき足利イルミ/きらきら足利イルミ

ときめき足利イルミ

◆種別:特急

◆区間:八王子~足利

きらきら足利イルミ

◆種別:特急

◆区間:吉川美南~足利

 栃木県足利市にあるあしかがフラワーパークは春の藤の花だけでなく、秋から冬に開催されるイルミネーションも有名で関東を中心に多くの観光客が訪れます。JR東日本もそのシーズンになると臨時列車を走らせて送客しています。

多くの人で賑わうあしかがフラワーパーク駅 2021/12/15

 かつてあしかがフラワーパークの最寄り駅は両毛線・富田駅で、駅から歩道のない国道沿いを歩いて15分ほどかかっていましたが、2018年4月に西ゲートのほぼ真ん前に「あしかがフラワーパーク駅」が開業し、鉄道アクセスが大幅に改善しています。

 一昨年までは年末に大宮~足利間で快速「足利イルミネーション」号という臨時列車が運転されていましたが、昨年から特急化され八王子~足利間の特急「ときめき足利イルミ」号と吉川美南~足利間の特急「きらきら足利イルミ」号になりました。イルミネーションを「イルミ」と略すあたりはキラキラネームっぽさを感じます。

ときめき足利イルミ号:大宮駅 2022/12/24

きらきら足利イルミ号:大宮駅 2022/12/24

 車両は「ときめき」がE257系で「きらきら」が253系でした。快速時代も253系だったため変わり映えがしませんでした。ただ、大宮~あしかがフラワーパーク間が時刻表上はノンストップになっていて所要時間は若干短縮していました。

 快速列車の指定席料金(530円)だったものが、特急化によって距離に応じた指定席特急料金が必要になり料金は大幅に上がりました。しかも、両毛線・小山~足利間が割安なB特急料金のエリアから外れるので、あしかがフラワーパーク発着だとA特急料金が適用されます。

 乗車券に「休日おでかけパス」(大人2,720円)を利用したとしても、往復特急料金が3,460円(大宮~あしかがフラワーパーク間)が加わり交通費だけで6,000円を超えます。両毛線の混雑を避けて乗り換えなしで直通できるメリットは大きいですが、私個人的にこの値段は率直に高いと思います。大人5人・小児1人で利用したので余計そう感じたのかもしれませんが…。

 このきっぷのとおり往路は「ときめき」、復路は「きらきら」を利用しました。指定は満席になるほどではなく往路5割・復路3割程度の乗車率でした。特に「きらきら」の不振ぶりが目立ちました。

 当時は吉川美南という中途半端な発着駅がいけないのではないかと感じました。今年は西船橋発着に延長され南流山・新松戸が停車駅に加わります。南流山はつくばエクスプレス、新松戸は常磐線、西船橋は総武線・京葉線との乗換駅であるため、乗り換え需要も期待できます。

 両列車とも今年は12月16・23日の2日間運転されます。「えきねっと」での予約にもちゃんと対応しています。各停車駅とあしかがフラワーパーク間の特急料金は以下になりますのでご参考までに。

【あしかがフラワーパークまでの指定席特急料金(通常期)】

  100Kmまで
(1,730円)
150Kmまで
(2,390円)
ときめき足利イルミ  大宮、北朝霞      新秋津、立川、八王子
きらきら足利イルミ  大宮、南浦和      南越谷、吉川美南
南流山、新松戸、西船橋