スノーエクスプレス十日町号
◆種別:快速
◆区間:長野~十日町
快速「スノーエクスプレス十日町」号は昨年の暮れに一度運転されて、今年に入って「十日町雪まつり」に合わせて2月20・21日にも運転されました。運転区間は長野~十日町間で、長野から十日町への日帰りパックが組まれていて、そのパックの利用客が多く見られました。
(飯山線・十日町)
車両はJR東日本秋田車両センターの「リゾートしらかみ」青池編成でした。「リゾートしらかみ」は冬季は3往復から2往復に減便されていて車両の運用に余裕があるため、長野まで出稼ぎに来られたんだと思われます。雪景色に青と白の塗装がよく合っています。ちなみに青池編成は先のダイヤ改正で「リゾートしらかみ」の運用を外れました。
指定券発売後しばらく経ってから乗ることに決めたので、指定は取れていませんでした。「指定席券売機」をマメに見ていたところ、偶然取れてしまったのがこの席でした。席番を見たとき思わず「なんじゃこりゃ??」とつぶやいてしまいました。こんな席は狙ってもなかなか取れるものではありません。この席だと展望風景が独占できそうに見えますが、展望スペースはフリースペースになっていて常に人の出入りがあってあまり落ち着きませんでした。正直なところ、普通の窓側席でよかったんですが…。実際の乗車率は半分強ぐらいで、思ったより乗っていませんでした。
(飯山線・飯山)
飯山線は昔スキーに行く際によく乗っていました。俗に「飯山色」と呼ばれた紺と白のツートンに虹のアクセントの入ったキハ58系に木造の小ぢんまりとした駅舎が多くて、ローカル線の雰囲気を色濃く残していました。そんな飯山線に久々に乗ったんですが、きれいで機能的な駅に建て替えられていて、ローカル線らしい風情が少なくなった感はあります。そんな中で飯山駅だけは昔とあまり変わっていないように見えました。名物のホーム上の鐘も健在でした。ただ、飯山駅のすぐ西側では北陸新幹線の延伸工事が進んでいて、平成26年予定の開業の際にはがらっと変わるものと思われます。
10月にこの冬の臨時列車のダイヤが発表され、この列車は来年も2月の同じ時期に運転されます。ただし、車両は新たにデビューした快速「リゾートビューふるさと」で使用されているHB-E300系に変更になります。定員はおよそ半減しますから、指定はより取りにくくなると思われます。