窓口閉鎖駅めぐり@北府中
5月31日を以ってJR東日本八王子支社管内の5駅でみどりの窓口が閉鎖されました。最近のJR東日本のやり方を見ていると今さら驚くこともないですが、人件費だけでなく現行発券端末のリース期間の絡みもあるようです。リース料に見合った売り上げがないと、新型端末のリースをせずに窓口閉鎖という判断になったんでしょう。
ちなみに八王子支社管内では平成17年に全社に先駆けて「Kaeruくん」が導入されていますが、今回は「Kaeruくん」の追加投入は行わず窓口閉鎖という選択肢を採りました。「Kaeruくん」の投入は平成19年3月で止まっているので、今後おそらくないと思われます。
(駅の掲示)
武蔵野線・北府中駅もそのうちの一つです。近くには東芝府中事業所や府中刑務所があります。改札口向かって左側には東芝に直結する専用口まであります。平日の通勤時間帯はそれなりに賑わうんでしょうが、私が行ったのは土曜日の昼間だったので人影はまばらでした。
遠い記憶を辿ってみると近くの大学に進学していた友人に会うため、かなり前に1回だけ降りたことがありました。季節化されてしまった上り「ムーンライトながら」を川崎駅で降りて、南武線→武蔵野線を乗り継いで早朝の北府中駅まで来ました。自転車で迎えに来てくれた友人と府中刑務所の塀沿いの長い道を歩いた記憶があります。
そんな昔の記憶を思い出しつつ、季節モノのとあるトクトクきっぷとその指定券を取ってみました。東芝の事業所内にはおそらく系列の旅行会社があるでしょうから、東芝の人は北府中駅のみどりの窓口がなくなってもきっぷの手配にさほど困ることはないでしょう。定期券は今ある「指定席券売機」で購入することができます。でも、今あるものをなくしてわざわざサービスを悪くしないでもいいのに…と感じます。
ちなみに窓口閉鎖後は窓口の右にある「指定席券売機」が代替することになります。業界的にはMV35型と呼ばれる新型の端末が設置されています。硬貨投入口の形状がちょっと違う以外は現行のMV30型との違いはほとんどわかりません。画面構成も変わりませんが、操作に対するレスポンスが速くなった感じはしました。特に指定券を発券する際には如実に違いがわかりました。発売箇所は「北府中駅V」となっています。
閉鎖対象の5駅中4駅回ってきましたが、北府中駅はマシな方でした。詳細はまた追々…。