窓口閉鎖駅めぐり@下溝
昨年の暮れにJR東日本横浜支社管内の南武支線・川崎新町駅と相模線の宮山・社家・相武台下・下溝の5駅において12月26日限りでPOS窓口を閉鎖しました。川崎新町は以前の記事で取り上げましたので、今回は相模線の駅を取り上げてみます。
まず、それまでの相模線の窓口営業体制を整理してみます。
- 茅ヶ崎:◎
- 北茅ヶ崎:▲
- 香川:◎
- 寒川:◎
- 宮山:△
- 倉見:〇
- 門沢橋:□
- 社家:△
- 厚木:□
- 海老名:◎
- 入谷:×
- 相武台下:△
- 下溝:△
- 原当麻:〇
- 番田:〇
- 上溝:◎
- 南橋本:▲
- 橋本:◎
◎=みどりの窓口あり
〇=POS窓口あり
▲=かつてみどりの窓口があったが、なくなって券売機のみの駅
△=今回POS窓口が閉鎖された駅
□=もともと券売機のみの駅
×=無人駅
比較的最近までは□と×の3駅以外はみどりの窓口もしくはPOS窓口がありました。□の駅でも厚木駅は小田急の管理駅で、補充券で長距離乗車券を発売していた時期がありました。今回のPOS窓口閉鎖で△の駅が□の駅になります。橋本と茅ヶ崎を除く16の中間駅のうち、みどりの窓口が4駅にPOS窓口が3駅で半分以上の9駅が券売機のみの駅となりました。
今回、横浜支社管内で一気に5駅でPOS窓口がなくなったので、残る3つの〇の駅からもいずれPOS窓口がなくす方針なのかもしれません。もっとも、POS窓口が閉鎖されても無人駅になるわけではなく、端末を撤去してきっぷを窓口で売るのを止めるだけです。
(相模線・下溝駅)
今回閉鎖される駅のうちの下溝駅の窓口で乗車券と冬休みに利用する予定だった列車の指定券を購入しました。下溝駅の近くにはかつて所用先があって何度か来たことがありましたが、駅を利用したのは今回が初めてでした。
JR東日本のPOS窓口では指定券類の発券はできず、下の券のような手書きの料金補充券(料補)になります。POS端末から乗車券や自由席特急券などは発売できますが、今回のPOS窓口閉鎖駅では指定券の制約に引きずられてか、発売できるきっぷについても積極的に周知していないような雰囲気がありました。
JR東日本が窓口を閉鎖する基準は「売り上げが少ない=利用者も少ない=不要な窓口」の一点に尽きると思います。しかし、「駅に何かしら窓口はあって係員もいるれど、何が買えるかよくわからない」という現状では売り上げが少ないのは無理ないと思います。長野のどこぞの駅のように意識の高い貼り紙までする必要はありませんが、無人化しないのであればPOS窓口駅でも何が買えて何が買えないかはわかりやすく周知して売り上げを増やし、極力窓口は減らさない努力はするべきではないかと感じます。