おもいでの急行あがの号
◆種別:急行
◆区間:新潟~仙台(磐越西線経由)
(仙台駅発車サイン)
昨秋に開催された「仙台・宮城DC」関連で、昨年12月6・7日に仙台~新潟間で運転されたヲタ列車です。ルーツの急行「あがの」は昭和41年から昭和60年まで仙台・福島~新潟間を磐越西線経由で運転されていた急行列車です。その後は郡山~新潟間の快速列車に格下げされ、さらに会津若松~新潟間に短縮され現在に至ります。
車両は運行当初からほぼキハ28・58系でした。そして今回のリバイバル運転もJR東日本小牛田運輸区に最後まで残っていて修学旅行色に塗り替えられたキハ28・58系が充当されました。過去に修学旅行色で間合いで通常の旅客運用に充当されたことはあったんでしょうが、「あがの」に充当されていたかどうかまでは何とも言えません。
もともと2両編成だった上に、パックツアーも組まれたようなので指定を取るのは難儀しました。もっとも、全区間制覇する気はなく、オンボロ気動車の爆走が期待できる東北線区間を狙いました。「指定席券売機」でマメに調べていたんですが、休日出勤の出掛けに見てみたところ偶然空いた席を拾えました。
車内はソコソコ埋まっていましたが、指定券の売れ行きどおりには埋まっていなかったように思いました。記念乗車証が配布されることもあって、常連っぽいヲタはほぼ勢ぞろいしていた印象でした。私はあまり興味のない代物ですが…。
列車は仙台駅を発車してからほどなくしてぐんぐんスピードを上げていき、高架区間の長町駅では既に結構なスピードで飛ばしていきました。越河峠(東北線・白石~越河間)ではすごいエンジンの唸りでした。「こりゃあすごいなぁ…」と思わず感心してしまいました。2時間が短く感じてしまうぐらいで、あっという間に郡山駅に着いてしまった感じです。列車の写真は郡山駅で撮影したものです。
なお、この修学旅行色の車両は年末に団体向けのさよなら運転を行った後、年明けには廃車になってしまいました。JR東日本の原形を保つ(=ジョイフルトレインに改造されていない)キハ58系は新津運輸区に数両残るのみとなっています。