続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ。今年で15周年を迎えました。

磐西国鉄色

ありがとう磐越西線国鉄色号

◆種別:快速(団体専用)

◆区間:新潟~会津若松

BansaiJNR1 BansaiJNR_sabo

 JR東日本新津運輸区に所属しているキハ52・58系が全車運用離脱することとなり、昨年末にそのお別れ運転がありました。12月12・13日が新潟~米沢間で、12月26・27日が新潟~会津若松間でした。ただし、一般売りの臨時列車ではなく、新潟支社主催の「びゅう」のパックツアー専用で発売されました。「指定券は即完売になるものの、実際運転されるとガラガラ」というヲタ列車にありがちな事態を予防すると同時に、時期的に「青春18きっぷ」で乗られたくなかったのかなと推測しました。

 私はこういった団体専用のヲタ列車には乗らないんですが、これが最終運転と聞いてしまうと行ってみたくなりました。インターネット予約は受け付けておらず、新潟の「びゅう予約センター」に電話で予約しました。モノによっては予約開始から電話が全然つながらずあっという間に売り切れるものもありますが、このパックはそんなことはなく余裕で押さえられました。パックのクーポンは送料無料の宅配で自宅に送られるとのことでしたが、この頃は仕事が忙しくて宅配を受け取れる時間に自宅に帰れなかったため、「びゅうプラザ」店頭での受け取り指定にしました。

X0135 (乗車券部分)

 乗車券部分の乗車票です。ツアー名の印字はありません。帰りもほとんど同じような感じです。発売箇所はびゅうプラザ小田原店で、「(企画)新潟支社」と不整合なのが面白いです。有効日数は空白になっていますが、発券した後に手書きで追記すべきだったんだと思います。

X0136 (指定券部分)

 指定券部分の乗車票は「乗車票(指定券)」となっているので、この列車が快速列車扱いだということがわかります。字数の都合上、「磐西国鉄色」と一部略されています。1号車はキハ58系でした。

 パックは上り・下りのみの片道2タイプと往復の合わせて3タイプありました。いずれも運賃・指定券と記念弁当・記念乗車証が付きました。片道だけ乗って会津若松から郡山に抜けようか迷いましたが、せっかくの最終運転なので往復乗ることにしました。往復タイプは6800円でした。正規の運賃と指定券で6000円弱かかるので、弁当代を考慮しても割引ほとんどありません。一般発売せずツアーとして発売したことによって高い利益が得られたのではないかと思います。

BansaiJNR2 BansaiJNR3 

 上の写真はいずれも磐越西線・野沢駅で撮影したものです。交換待ちでの停車も多く、ゆっくり撮影する時間がありました。列車は4両編成で運転され、会津若松寄り2両がキハ58系で、新潟寄り2両がキハ52系でした。私は往復ともキハ58系でした。ツアー申し込み時に車両や座席位置の指定はできなかったんですが、せっかくのさよなら運転だったので、往復どちらかはキハ52系に乗りたかったです。

 客層はパックツアーの性格上ほぼ全てヲタで、ネット上で悪行を晒される有名人も居ました。車内は1ボックスに2人程度で、そんなに混んではいませんでした。私の近くに走行中に窓を開けるバカがいた以外には、奇行をする人もいませんでした。本人は何のつもりかわかりませんが、真冬の会津の山奥で窓を全開にされては周囲は迷惑です。

 また、この列車の車掌は何となく「ヲタ慣れ」していたような気がしました。停車時間の合間に種別幕を回してくれるサービスもありました。私はカメラを構えるのが遅れたため、「団体」とか「修学旅行」という幕は撮り損ねましたが、「案外たくさんあるもんだかなぁ~」と思いました。

BansaiJNR_maku3 (回送)

BansaiJNR_maku4 (臨時)

BansaiJNR_maku5 (普通)

BansaiJNR_maku1 (快速)

BansaiJNR_maku2 (急行)

 キハ58系は北海道を除く全国で急行型気動車として活躍しました。急行列車の格下げや電化の進展、車両自体の老朽化により最近では快速・普通列車での運用がほとんどになっていました。私自身、「普通」という黒地に白い文字の種別幕が一番見慣れていました。でも、この車両にはやはりこの幕がいちばんしっくりくるような感じがします。

BansaiJNR4 (磐越西線・津川)

 往復じっくり乗ることが楽しめて私個人的には満足度の高いツアーでした。長い間活躍してきたJR東日本の一般型のキハ58系はこの列車で営業運転を終了しました。キハ58系2両は年明け早々に郡山車両センターへ回送され、既に解体されたとのことです。キハ52系は何両かが新津運輸区に留置されていて、ひょっとしたらまた走ることがあるのかもしれませんし、盛岡の気動車みたいにどこか外国に輸出されるのかもしれません。