普通回数券徒然
首都圏の駅の券売機で普通回数券を購入するとこんなきっぷが１１枚出てきます。首都圏以外でも券売機の回数券と言えばだいたいこんな感じのエドモンソン券だと思います。
この回数券は使用済で、左側に「８．－７」という印字があり、右側に自動改札機の穴が開いています。「８．－７」の意味は「８月７日」ではなく、「８日の午前７時」という意味です。何月という情報は捨てているようです。これは首都圏の自動改札機の例で、ＪＲ西日本やＪＲ四国には違ったバリエーションがあるので、別の機会に紹介していきたいと思います。
この回数券は「指定席券売機」で発券した普通回数券です。同じ普通回数券でもマルス券に対しては印字がなく、穴開けのみです。「指定席券売機」で普通回数券が購入できるのはＪＲ東日本だけかと思います。この券は発売駅＝発駅ですが、他駅関連でも発売できます。ただ、仙台支社の「指定席券売機」では首都圏の区間の回数券は購入できなかったので、あまり遠方のものに関しては制限がかかっているのかもしれません。
首都圏の自動券売機では自駅発着であればたいがいの区間は購入できるよう設定されているため、わざわざマルス券を購入する必要はありません。しかし、中高年を中心に「小さくてなくしやすい」との理由からエドモンソン券を嫌って、敢えてマルス券の回数券を購入する層が確実にあります。だから、窓口に加えて「指定席券売機」で普通回数券が購入できるのはそういった層を意識してのことかと思われます。
