様式としてはごくごく普通の品川接続の京急→JRの連絡券です。右下に「伊2」とあるように、大阪(伊丹)空港にある京急の券売機で購入したものです。で、券面ど真ん中に押された「区変 横浜」という印に目が行きます。
これは京急の横浜駅で押されたものです。飛行機で大阪から帰る私は京急で品川まで出て、そこからJRに乗り換えて帰る予定でした。そのため大阪空港で事前にこのきっぷを購入しておきました。
しかし、飛行機が遅れたため、羽田空港に着いてから時間を調べ直してみたところ、横浜廻りの方が大幅に速いとわかりましたので、そのままのきっぷでとりあえず乗車しました。下車する際に横浜駅の係員に事情を申し出たところ、この印を押され、有人改札からJRに乗って下車駅で精算するよう言われました。
扱いとしてはありがたかったんですが、きっぷヲタである私が回収される可能性のあるリスクを冒すわけはなく、JR部分は放棄してこのように手元に残しました。
ただ、帰ってからちょっと腑に落ちないことがありました。当時の京急線の運賃を比較してみます。
羽田空港~品川:400円
羽田空港~横浜:470円
きっぷの発売額が530円で、横浜まで既に乗車した京急線の運賃が470円で、差し引き60円がJR線部分になります。60円ではJRの大人初乗り運賃(130円)に満たないですから、この状態のままJRの改札に入場できたのか今さらながら気になります。今のJR東日本では改札口で何やら書いてくれることもなさそうですし…。