昨年10月1日予約分より、e5489で特急「サンライズ瀬戸・出雲」のノビノビ座席の予約ができるようになりました。今まで駅や旅行会社の窓口で買うしかありませんでしたが、ようやくネット対応してくれました。
見逃せないのが、その旨が発表されたJR西日本のプレスリリースの片隅に「寝台・個室については、2020年春に取り扱いを開始する予定ですのでご期待ください。」と記載してあったことです。寝台列車の寝台券のネット予約はごく初期の「えきねっと」(~平成18年2月)やかつて存在したJR北海道のインターネット予約(~平成26年12月)で対応していましたが、対象列車の減少に伴ってなくなっていました。
「サンライズ」は常時乗れる国内唯一の寝台列車となり近年の乗車率は悪くないようですが、登場から20年以上経ち、後継車両の計画もないことから、しばしば廃止の噂が出ていました。「ウエストエクスプレス銀河」の絡みもあると思いますが、このタイミングでe5489に対応させてきたということは、当面「サンライズ」の廃止はないのではないか?という淡い期待を抱いてしまいます。
今年の正月旅行の帰路に早速e5489で「サンライズ瀬戸」の予約を行いました。1ヶ月+7日前の事前予約にも対応していますので、こういった超繁忙期の利用にも使えます。
ただし、注意しておかなければいけないのは、「サンライズ」を普通に利用するとJR東海区間を含みますので、JR東日本管内の駅では受け取りができないことです。私のようにJR東日本管内に住む人間がe5489で東京発の下り列車を予約する場合は特に気を付けなければなりません。東京・神奈川での受け取り可能駅はJR東海の東京・品川・新横浜・小田原と御殿場線の下曽我・松田の6駅のみです。こういう誰の得にもならない制限は早くなくして欲しいものですが。
ちなみにe5489での「サンライズ」の個室寝台対応は4月1日から始まるようです。