続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ。そろそろ15周年。

札比内

 札沼線・札比内駅は北海道月形町にあります。5月6日で廃止になる区間にある唯一の簡易委託駅です。1935(昭和10)年開業で古めかしい小さな駅舎が建っています。開業当初の駅舎かもしれませんが、駅舎左手に土台だけ残っていて減築された痕跡があります。

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札比内駅駅舎 2019/5/24

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札比内駅窓口 2019/5/24

 かつては駅の窓口できっぷを発売していたようですが、現在は駅前の国道を挟んだ向かいの薬局で発売しています。

 北海道新聞の記事によると、薬局の夫婦が駅業務を受託したのは国鉄時代の1985(昭和60)年からだそうで、きっぷの発売だけでなく駅の清掃や改札業務も請け負っていたそうです。受託は2017(平成29)年に止めたそうですが、きっぷの発売だけは継続しています。薬局の店主(90)は「5月の最終列車まで頑張って営業しないと」と話しているそうです。

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総販前出し券

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常備軟券

 昨年9月末までは総販券の前出し券を発売していて、10月以降は常備軟券に移行しました。現在発売しているのは月形町内で完結するこの札比内→豊ヶ岡間の大人券1種類のみです。常備軟券は発売して5ヶ月弱(145日)で券番が1620番まで進んでいるので、廃線を前にして1日11枚ペースで売れているようです。実際にこの区間だけ利用する客はほとんどいないので、ほぼ記念用途だと思います。

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札比内駅に到着する札沼線5431D 2019/5/24

 記事には営業時間は午前8時ごろから午後6時ごろとあります。列車に乗ってきっぷを買いに行くのであれば以下のようなダイヤになります。(土休日やGWに予定されている区間延長やダイヤ変更は未反映です)

石狩当別(0702発)→札比内(0746着/0823発)→石狩当別(0923着)

石狩当別(0745発)→札比内(0851着/1036発)→石狩当別(1123着)

石狩当別(1145発)→札比内(1230着/1333発)→石狩当別(1422着)

石狩当別(1431発)→札比内(1519着/1610発)→石狩当別(1702着)

石狩当別(1552発)→札比内(1641着/1744発)→石狩当別(1850着)

石狩当別(1745発)→札比内(1831着/1959発)→石狩当別(2052着)

 石狩当別0745発だけは新十津川行きで、他は浦臼行きです。浦臼行きだと比較的早く戻ってきて滞在時間も1時間程度でちょうどいい感です。1745発は着くのが遅いのでアウトだと思います。

 営業終了まであと1ヶ月を切りました。常備券が最終日まで残るかは微妙なところですが、なんとかトラブルなく無事に最終日を迎えてほしいものです。

【補足:2020/4/16】

 新型コロナウィルス感染防止の観点から、札沼線の最終運行日がGW前の4月27日に繰り上げられることが発表されました。書類上の廃止日は5月6日ですが、代行輸送のアナウンスがなく、早速今日からマルスシステムでは廃止区間の乗車券の発売制限がかかったことから、札比内駅でのきっぷの発売も4月27日で終了するような気がします。

【補足2:2020/4/16 22:00】

 今日夕方に政府から全国に対して緊急事態宣言が出されたことを受け、今日20時に明日(4月17日)の新十津川を10時ちょうど発で列車の運行が終了することが発表されました。発表から14時間後には最終列車の運行を終え、鉄道としての使命を終えるという衝撃的な展開で幕を下ろすことになりました...。

【補足3:2020/4/18】

 昨日で札沼線・北海道医療大学~新十津川間の運行が終了したため、札比内の駅前薬局でのきっぷの販売は終了した模様です。それに伴ってカテゴリーも追加しています。