続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ。そろそろ15周年。

まほろば2019

まほろば

◆種別:特急

◆区間:新大阪~奈良

 2010(平成22)年4月~6月に開催された「奈良デスティネーションキャンペーン」の際に、期間中の土日に新大阪~奈良間で臨時特急「まほろば」が運転されました。この時は日根野電車区の381系の運転で、梅田貨物線・大阪環状線・関西線を経由し、途中天王寺・王寺・法隆寺に停車しました。

 その後、ずっと運転がなかったのですっかり忘れ去られた存在となっていましたが、昨年の紅葉シーズンの11月・12月の週末に突如として9年ぶりに設定されました。奈良への誘客を促進する目的があるのと同時に、昨年3月におおさか東線が全線開業し新大阪~奈良間の利便性が向上したのも設定の理由かと思います。

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まほろば号:おおさか東線・南吹田~城北公園通 2019/12/7

 昨年は吹田総合車両所日根野支所の287系の運転で、おおさか東線・関西線を経由し、新大阪~奈良間がノンストップで、ダイヤは以下のとおりでした。おおさか東線を特急列車が走ったのはおそらく初めてだと思います。

新大阪   奈良

10:03 → 10:53 (さくら540号 新大阪9:53着、のぞみ6号 9:38着)

17:47 ← 16:56 (のぞみ45号 新大阪18:05発、さくら569号 18:08発)

 この列車は主に新大阪以西からの新幹線乗り継ぎ客を対象に想定しているので、プレスリリースにも接続列車が記載されていました。

 所要時間は前回の「まほろば」は奈良行きが55分で新大阪行きが59分だったのに対し、今回の「まほろば」は停車駅が減って距離が短いおおさか東線経由になったため、奈良行きが50分、新大阪行きが51分と短縮しています。

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 今回の「まほろば」は3両編成の運転で、うち2両が指定席でした。前回は余裕で取ることができたので、今回もそんなに大変ではないだろうと油断していました。ところが実際は発売初日早々に埋まってしまい、なかなか空席が出ませんでした。最終的になんとか空席を拾うことができましたが、窓側の確保には至りませんでした。

 それにしても「eきっぷ」でも1,200円という特急料金は高いです。正規であれば1,730円(通常期)で、新幹線乗継割引適用でも860円です。新大阪~奈良間の営業キロが50.6Kmでギリギリ上がってしまうため割高に感じてしまいますが、前回みたいにトクトクきっぷで手当てすることは考えなかったのかなと感じました。ちなみに奈良からの帰りに利用した近鉄特急の特急料金は近鉄奈良→大阪難波が520円でした。

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まほろば号:新大阪駅 2019/12/8

 当日の自由席は早い段階から列ができていて、デッキに立ち客が発生するほどでした。新幹線からの乗り継ぎ客に加えて、新大阪付近に泊まっていた外国人観光客が奈良に行く需要も取り込んだようで、9年前とは一味違う客層でした。観光客が多い紅葉シーズンとはいえ、これだけ乗っているのであれば土休日は定期的に運転してもいいんじゃないかと思いました。

 今年の春臨では3月~6月のGW後半を除く土休日に62本の「まほろば」が運転されることが発表されていました。今回は本数も多く期間も長いので、今後恒例化していく意図があったのかもしれません。

 新型コロナウィルスによる利用の落ち込みの影響で新幹線や特急の一部臨時列車が運転取り止めになっていますが、「まほろば」号については今のところそういうアナウンスは出ていないようです。

【補足:2020/4/6 22:00】

 この記事をアップした7時間後に、5月中の「まほろば」の運休が発表されました。4月分は運転されるようです。