続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ。そろそろ15周年。

大井川鉄道準片連絡券

 「準片」とは準常備片道乗車券の略称です。方面別にそんなに頻繁に売れない区間までの乗車券を1枚にまとめ、着駅のところをハサミで切って発売していました。現物はこんな感じのものです。

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 かつてはJRでも発売されていました。左の券は国鉄の残券で、洞爺→北見間の乗車券で4日間有効で7,300円です。右の券は浦上→西郷間の島原鉄道連絡券で当日限り有効の1,090円です。ちなみに着駅2行目の小野本町駅は昨年10月に小野駅に改称されています。小児の場合は右側を線に沿って切り落としていました。

 準片はJRでは硬券の消滅とともに完全に姿を消し、私鉄でわずかに残るだけです。その残っている数少ない私鉄の一つが大井川鐵道(以下「大井川鉄道」)です。

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新金谷→熱海間の連絡乗車券

 大井川鉄道で発売されている準片の乗車券です。新金谷から熱海までの2日間有効の乗車券です。しばらく姿を消していましたが、2016(平成28)年10月に突如として復活し、大井川鉄道でJR連絡の硬券を発売している3駅(新金谷・家山・千頭)で発売されています。島田と東京都区内までは片道券があります。藤枝や静岡にも片道券があってもよさそうな感じがしますが、実際ないので準片に組み込まれています。連絡運輸範囲内で片道券も準片もない区間までは補充券となります。

 この券はJRと接続する金谷から東方向のもので、最下段は熱海です。正直、三島まででよかったんですが、途中下車したかったのと、趣味的な券面の見栄えから熱海まで購入しました。私の直後に普段大井川鉄道を利用しないっぽい親子連れが藤枝までの連絡券を購入していて、私と同じきっぷを渡されてまじまじと眺めていたのが印象的でした。

 昨年10月の消費税増税以降の情報が流れていないため、準片がどうなったか気になっていました。そこで、大井川鉄道に問い合わせてみたところ、引き続き発売しているとのことでした。こういった硬券や常備券は運賃改定の際に整理されることが多いためまずは一安心しました。今度は金谷から西方向のもの(最下段は名古屋)を利用してみたいものです。