JR北海道が12月9日のプレスリリースで来春のダイヤ改正の概要を発表しました。詳細は割愛しますが、その中の一つに特急列車の減便・減車というものがありました。
特急「北斗」は現在12往復運転されていますが、函館・札幌発とも最終列車(23・24号)の運転を取り止め、最終列車の発車時刻が繰り上がります。また、5・14号は需要の少ない4・10・11月の水・木曜日を運休とします。
さらに通常時7両編成だった編成は下の図のように5両編成に減車し、需要によって増結で対応するそうです。
【キハ261系】
7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 |
---|---|---|---|---|---|---|
自 | 自 | 指 | 指 | 指 | 指 | グ |
↓
5 | 4 | 3 | 2 | 1 |
---|---|---|---|---|
自 | 自 | 指 | 指 | グ |
【キハ281系】
7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 |
---|---|---|---|---|---|---|
自 | 自 | 指 | 指 | グ | 指 | 指 |
↓
5 | 4 | 3 | 2 | 1 |
---|---|---|---|---|
自 | 自 | 指 | グ | 指 |
図で示すとこんな感じで指定席を2両減らしており、編成が短くなっても自由席2両は確保されています。収支のことを考えるなら、自由席を1両減らしてもいいように思いました。
「北斗」と言えば札幌〜函館間の幹線輸送をするだけあって、堂々とした長い編成が魅力の一つです。こちらの2枚の写真はいずれも8両編成のものです。新型コロナ禍で5両に減車された「北斗」を見たとき、短くて寂しいなぁ...と感じたものですが、 まさかそれが標準になってしまうとは思いませんでした。
昨年利用した「スーパー北斗」の特急券です。6号車が指定席になっているので、8両編成で運転されたと記憶しています。この列車は朝一番だったので空いていましたが、この後に乗った6号は外国人観光客で一杯でした。インバウンドが活況だった頃は8両でもソコソコ埋まっていましたが、外国人観光客はきれいに消え去り、日本人まで動きが鈍いとなると当面の減車は仕方がないのかもしれません。早く元に戻ることを願ってやみません。