続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

熊野花火臨発

 三重県熊野市で開催される「熊野大花火大会」は毎年8月17日の開催です。2020年~2022年はコロナ禍で3年連続で中止となり、今年は4年ぶりに開催される予定です。

www.imadegawa075.net

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 初めて熊野大花火大会に行ったのは今から16年前でした。当時仕込んだ記事を見て思い出してみると、深夜の亀山駅で鵜殿貨物の入換作業を見たり、キハ75系の急行列車が走っていたり、キハ11系6両の臨時列車や美濃太田のキハ40系が動員されていて懐かしさを感じます。また、当時使用されていた可搬式POS(?)や特補での臨発がありました。

 その後しばらくご無沙汰し直近で行ったのは5年前の2018年でした。この前年の熊野花火の臨発に突如として常備券の往復券が登場し、狭いきっぷヲタ業界が騒然としました。それを求めて万障繰り合わせの上で一年遅れで参戦した次第です。

九鬼発 熊野大花火往復乗車券

 九鬼駅の臨発で購入した現物です。「熊野大花火往復乗車券」という企画券で、熊野市までの往復が一葉になったクーポンサイズの常備券です。左上には花火のイラストも入っています。発売箇所は熊野市駅となっています。

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 JR東日本で発売していた「諏訪湖花火大会」や「新作花火大会」の常備券と酷似していますが、JR東日本のものは発行日が予め印刷されているのに対し、熊野大花火往復乗車券は発売時に日付印を押印しています。

 諏訪の花火は雨天決行で日程の変更はないのに対し、熊野大花火大会は船で沖合に出て海上で花火を打ち上げるため、荒天や高波の際には順延されます。現に2019年は台風接近のため26日に順延されています。そういった順延の際にも使いまわせるように予め発行日を印刷しなかったんだと思います。

二木島・賀田発 熊野大花火大会往復乗車券

 こちらは賀田駅の臨発で購入した熊野大花火往復乗車券です。二木島・賀田とも熊野市までの運賃が同額のため、発着駅が二段表示となっています。これは珍しいと思います。なお、二木島駅での発売はなく賀田駅のみでの発売だったようです。

熊野市行きの臨時列車:紀勢線・尾鷲駅 2018/8/17

 花火当日は臨時列車が増発されていますが、臨発がやっている時間帯は熊野市に向かう列車だけなので機動力に制約がかかります。なので、車で駅に乗り付けて大小10枚単位で買っていた人も見かけました。私は列車で移動していたのでそんな人には勝ち目がなく、この他に三木里駅と新鹿駅でしか買えませんでした。紀伊市木駅や神志山駅でも発着駅が二段表示になっていたものがあったそうです。

熊野大花火大会の見せ場「三尺玉海上自爆」(失敗作) 2018/8/17

 今年4年ぶりに熊野大花火大会が開催されるので、花火見物がてら集め残したものを回収しに行きたかったところですが、休みの都合で難しいので今年は指をくわえて静観することとします。もっとも今年も常備券の発売があるかどうか分かりませんが...。