首都圏の普通列車のB自由席グリーン券は平日と休日(ホリデー)で料金が異なります。その違いにマルス端末や駅の近距離券売機では対応しているんですが、JR東日本のPOS端末では対応していません。
そのことは14年前の記事にも書いているんですが、状況は何も変わっていません。POS端末設置駅ではB自由席グリーン券自体を取り扱わない駅がほとんどで、稀に補充券を書いて発券してくれる駅がある程度です。最近は聞くだけ無駄なのでPOS端末設置駅でB自由席グリーン券を買おうとすることはやめました。
昨年夏に山口県内の駅巡りをしていて、山陽線・通津駅に立ち寄った時のことです。ふとJR西日本のB-POS端末ではB自由席グリーン券の平日料金とホリデー料金に対応し発券できることを思い出し、発券できないか尋ねてみました。
これが簡易委託駅なら憚られるところですが、JR子会社による業務委託駅だったので、端末の操作方法さえ分かれば発券してくれるだろうなという期待はありました。
窓口氏は「今まで発券したことはないなぁ...」と若干戸惑いながらも、オーダーしたものを発券してくれました。金額の下に「ホリデー」と印字されている通り、B-POS端末では平日料金とホリデー料金の区別に対応しています。
自社にB自由席グリーン券の対象列車がないにも関わらず、JR西日本はちゃんと対応させています。JR東日本はできるたけSuicaグリーン券を使わせたいという思惑があるのは重々承知していますが、自社の制度を自社の端末で対応させていないのはいかがなものかと思います。
【補足:2022/4/14】
通津駅は2022年3月末で無人化されたそうです。