今年1月19日で横浜線・長津田駅のみどりの窓口が閉鎖され「話せる指定席券売機」に置き換えられました。これで横浜市内の横浜線の駅からすべてみどりの窓口がなくなりました。
最新の横浜線の駅のきっぷの販売状況をまとめてみます。紫色の網掛けは横浜市内の駅で、MVは指定席券売機、VAは「話せる指定席券売機」を表します。
快速 停車 |
現状 | みどりの窓口閉鎖 | |
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大口 | MV | 2021/10 | |
菊名 | 〇 | VA | 2021/12 |
新横浜 | 〇 | MV | 2007/3 |
小机 | MV | 2019/1 | |
鴨居 | 〇 | MV | 2021/10 |
中山 | 〇 | VA | 2022/12 |
十日市場 | MV | 2012/2 | |
長津田 | 〇 | VA | 2023/1 |
成瀬 | MV | 2021/10 | |
町田 | 〇 | みどりの窓口 | - |
古淵 | MV | 2021/10 | |
淵野辺 | みどりの窓口 | - | |
矢部 | 多機能券売機 | 2014/2 | |
相模原 | 〇 | みどりの窓口 | - |
橋本 | 〇 | みどりの窓口 | - |
相原 | 〇 | MV | 2010/2 |
八王子みなみ野 | 〇 | MV | 2021/6 |
片倉 | 〇 | MV | 2010/2 |
かつては全ての駅にみどりの窓口がありました。快速停車駅ぐらいは残ると思っていましたが、2021年以降で7駅が閉鎖になり18駅中4駅でしかみどりの窓口がない状態にまで減っています。個人的には中山や長津田よりも格段に乗車人員が少なく、快速通過駅で他社線接続もない淵野辺のみどりの窓口が残っていることがかなり腑に落ちないですが…。
当初みどりの窓口営業終了(閉鎖)のお知らせが出た際に、このように「話せる指定席券売機」が設置される旨は記載されていませんでした。長津田駅の前の月に閉鎖になった同じ横浜線の中山駅でも同様でした。指定席券売機しかないのと「話せる指定席券売機」があるのとでは不便さの度合いが大きく違います。設置されるのが分かっているのであれば、最初から記載しておくべきです。
また、必要があって最寄りのみどりの窓口設置駅へ向かう際には運賃を払い戻す制度があるのは以前の記事で紹介した通りですが、長津田駅の最寄りのみどりの窓口は東神奈川駅と町田駅が案内されています。東神奈川駅より手前の新横浜駅にはJR東海の「きっぷうりば」(≒みどりの窓口)があるんですが、他社の駅であるがゆえに運賃払い戻しの対象外のようです。
入場券以外に買うもののネタに事欠いていたので、嫁の帰省用の乗車券を購入しました。これまで散々利用していたので、今さら感はありました。
1月10日から営業最終日の19日までの間に長津田駅のみどりの窓口で入場券を購入した人に向けて1人1枚限定でこのような記念台紙が配られました。首都圏の支社のみどりの窓口閉鎖駅ではこういったものが配られることがあります。これからもよろしくお願いされたところで窓口はもうないんですよね…。
ここ3~4年は無人化されたりみどりの窓口やPOS窓口が閉鎖されたりする駅を巡ってきました。遠路はるばる足を運んで、少々のきっぷを買って、少々の写真を撮って、後日文章に書き留めつつも正直どこか自分とは関係ないことだと思っていました。
しかし、まさか自分の最寄り駅のみどりの窓口まで閉鎖されるとは思いませんでした。横浜線の快速停車駅で、東急田園都市線との乗換駅でもあり、1日5万人近い乗車人員のある駅です。また、周辺のみどりの窓口が閉鎖されその受け皿にもなっていました。相次ぐ営業時間の短縮で使いにくくなっていたとはいえよく利用した窓口で、ないならないで不便です。
JR東日本は将来的にみどりの窓口設置駅を100駅程度にまで減らす方針だそうです。仮に神奈川県で10駅残ると推測し残りそうな駅を挙げてみると
川崎、武蔵小杉、武蔵溝ノ口、登戸、横浜、桜木町、新杉田、大船、藤沢、平塚、小田原、鎌倉、橋本
これでも既に10駅を超えます。コロナ禍に乗じてみどりの窓口をそこまで減らすことが正しいとは到底思えませんが、冷静に考えるとそこに長津田が入ってこないのは仕方ないのかなという気はします。