続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

話せる指定席券売機のB自由席グリーン券対応

 タイトル通りのことを試してみました。普通の指定席券売機では首都圏のB自由席グリーン券の購入はできません。グリーン車連結列車の停車駅では近距離券売機で紙のグリーン券もSuicaグリーン券も買えますが、停車駅以外だったりクレジットカードで紙のグリーン券を購入したい場合はみどりの窓口へ行く必要があります。

 みどりの窓口閉鎖の代替措置として設置されている「話せる指定席券売機」では買えるのかどうか以前から気になっていました。おそらく買えるだろうなとは思っていましたが、自分で試してみないと気が済まないので試してみました。

 試してみたのは初詣の際に訪れた成田駅です。昨年10月末でみどりの窓口が閉鎖され、「話せる指定席券売機」が1台設置されています。

 あっさり買えた帰路のグリーン券です。発売箇所表記は「成田駅VA1」となっているとおり、「話せる指定席券売機」で購入したことが分かります。

成田駅の「話せる指定席券売機」と「話せぬ指定席券売機」 2022/6/25

 「話せる指定席券売機」のオペレーターは交代で全駅まんべんなく担当するのではなく、東北・甲信越・首都圏のような感じで地域で大まかな担当分けがされていると推測しました。成田駅なら首都圏担当でグリーン車連結列車についてはなじみがあるので、オペレータへとの話もスムーズに進むだろうなと少し忖度しました。

 「話せる指定席券売機」は高崎・盛岡支社管内以外は少なくとも1台以上設置され、だいぶ普及が進んできた感です。

支社 設置駅
東京支社 北千住、四ツ谷
横浜支社 磯子、菊名、逗子
八王子支社 豊田、高麗川、竜王、小淵沢
大宮支社 川口、さいたま新都心、川越
千葉支社 海浜幕張、成田
水戸支社 泉、広野、大野、双葉、富岡、浪江
高崎支社 なし
長野支社 岡谷、信濃大町、白馬、中込、飯山
新潟支社 越後湯沢、浦佐、酒田
仙台支社 二本松、松島海岸
盛岡支社 なし
秋田支社 湯沢、横手、羽後本荘、東能代、五所川原

 記事作成時点(6月下旬)での「話せる指定席券売機」の設置状況はこんな感じで35駅あります。先行していたとはいえ、JR西日本が2021年4月時点で152駅設置されているのと比べるとかなり少なく感じます。

 労組のお漏らし情報によると、来月以降もさらにみどりの窓口を閉鎖し、「話せる指定席券売機」に置き換える計画があるようです。最近のみどりの窓口閉鎖駅では

  • 利用客の多い駅→「話せる指定席券売機」を新たに設置
  • そうでもない駅→指定席券売機のまま
  • 利用客の少ない駅→指定席券売機すら設置しない

という傾向が見て取れます。2010年代の窓口閉鎖ラッシュを乗り越えて、2020年代まで残っていた駅は利用客や売り上げが多かったり、重要な拠点駅であったりとそれなりに残っていた理由があったはずです。どうしても閉鎖が避けられないのであれば、極力「話せる指定席券売機」を設置して欲しいと思います。