来年4月~6月に開催される予定の「福岡・大分デスティネーションキャンペーン」(以下「福岡・大分DC」)のプレキャンペーンとして、今年4月~9月に両県の魅力を発信し送客する「ごほうび福岡 ごほうび大分」というキャンペーンを行っています。
最近はDC本体に飽き足らず、プレDCだのアフターDCだの前後にいろいろとくっつけて、キャンペーンを乱発する傾向を感じます。全国旅行支援も続いていますし、アフターコロナで今が稼ぎ時と考えているのかもしれません。
「ごほうび福岡 ごほうび大分」キャンペーンの一環で9月末出発分までJR九州の福岡県・大分県内の在来線特急が3日間利用できる「福岡・大分ごほうびきっぷ」というフリーきっぷを発売しています。
大人8,000円、小児4,000円でインターネット予約のみでの取り扱いで、使用開始の7日前までの購入が必要です。GWやお盆の超繁忙期の利用制限はありません。
特急列車は3回まで指定席が利用できます。博多~佐伯間で大分駅で改札口を出ずに特急指定席を乗り継ぐ場合は1回としてカウントされます。また、券面に「福岡大分エリア」と記載されていますが、鹿児島線の佐賀県部分(原田~久留米間各駅)は利用できるのでご心配なく。
ひとこと
私はGWに折尾を起点として折尾→門司港→別府→大分→別府→豊後森→博多→折尾と2日間でぐるっと一周する使い方をしました。その間に特急列車は6回利用したので、この程度でもフリーきっぷの元は十分取っていると思います。
欲を言えばもう1~2回指定席利用回数は増やして欲しいのと、ネット予約の中で指定席を確保できるようにして欲しいです。外国人観光客がすごい勢いで戻ってきていることもあり特に休日の特急「ゆふいんの森」は混雑が激しく、直前だと指定が取れないことも珍しくないためです。
「九州ネットきっぷ」の指定席用は博多~大分間で3,150円、博多(福岡市内)~臼杵・津久見間が4,500円、博多(福岡市内)~佐伯間が5,130円となります。博多から臼杵以南を3日以内に特急で往復する場合は「九州ネットきっぷ」より「福岡・大分ごほうびきっぷ」の方が割安になります。
ただ、残念ながらこのきっぷには一点重大な欠点があります。券面に「有人改札をご利用ください」と記載の通り、自動改札機を通れないことです。85mm券のフリーきっぷなのになんで???という思いしかありません。来年の「福岡・大分DC」本番の際にも同様のきっぷが再発売されるとは思いますが、それまでには改善しておいて欲しいです。
使い勝手:★★★☆☆(自動改札機が使えない点で★1減)
お得感:★★★★☆
当日発売:なし(7日前まで)
小児用:あり