続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

新幹線eチケット(株主優待割引)

 2021年6月の「えきねっと」リニューアルの際に「新幹線eチケット」を株主優待割引で利用できる仕組みが実装されました。リニューアルから2年半経ってようやく利用する機会があったので紹介します。

 まず「新幹線eチケット」のメリット・デメリットを簡単に整理してみます。

【メリット】

  • 予約情報に交通系ICカードに紐づければきっぷに引き換えることなくチケットレスで利用できる。
  • 発売額が通年同額なので繁忙期・最繁忙期はきっぷと比べて割安。
  • チケットレスで利用すればJREポイントの還元率が高い。

【デメリット】

  • 長距離利用でも特定都区市内制度が適用されない。
  • 新幹線駅相互間の設定なので在来線を含めた通しの乗車区間を考慮すると割高になる場合がある。

 私が利用する場合は通しの乗車区間≠新幹線乗車区間となることが多くデメリットの要素が強いため、「トクだ値」を利用する場合以外は「新幹線eチケット」はほとんど使ったことがありません。

www.imadegawa075.net

 昨年の大晦日は珍しく通しの乗車区間=新幹線乗車区間となったため、「新幹線eチケット」の株主優待を初めて利用しました。「えきねっと」の操作方法は↑の過去記事で紹介したものとほぼ同じなので割愛します。最初にきっぷの種類を選ぶところで「新幹線eチケット」を選択するだけです。

新幹線eチケット(株優40)

 いつものように交通系ICカードには紐付けせずきっぷに引き換えてきました。右下に「東-優4割53」の株主優待割引を示す大きな印字がない代わりに、きっぷの最上部に[新幹線eチケット(株優40)]と印字されています。

通常の株主優待

 こちらは上と同日・同区間・同列車の特急券を株主優待割引でみどりの窓口で購入したものですが、価格差があることに気づきました。同じ株主優待割引でも「新幹線eチケット」の特急料金は3,480円で、きっぷの方が3,840円と360円高くなっています。

 指定席の「新幹線eチケット」の価格は通常期の価格から200円引きで通年同額です。「新幹線eチケット」の株主優待割引は「新幹線eチケット」の価格(=定価の200円引きの額)から4割引されます。一方できっぷの特急券の12月31日は最繁忙期が適用され通常期の価格に400円上乗せされています。その差が反映され割引適用後も360円の価格差が生じています。両方同時に使ってみて初めて気づきました。

 ちなみにこの「はやぶさ112号」は盛岡~仙台間各駅停車のいわゆる「遜色はやぶさ」なんですが、新花巻~大宮間で「はやぶさ」の加算料金がかかっているのは未だ納得いかないですね。せめて加算料金にふさわしい走りをする仙台~大宮間だけにして欲しいもんです。