3月12日より首都圏で発売されている以下の4つのフリーきっぷがモバイルSuicaで購入できるようになりました。
- 都区内パス
- 東京フリーきっぷ
- ヨコハマ・みなとみらいパス
- のんびりホリデーSuicaパス
モバイルSuicaでフリーきっぷ対応されると発売エリア外でも購入でき、往復+フリーエリアの利用ができるようになります。発駅からの往復+フリーエリアがセットになったフリーきっぷがほぼなくなっているので、その代替にもなります。
さっそくモバイルSuicaで「都区内パス」を購入してみました。アプリのバージョンが古いと対応していないので、事前にアップデートしておく必要があります。バージョン6.1.0以上で対応しています。私の端末はAndoroidで、iPhoneとは画面が異なりますのでそこは留意してください。

まずモバイルSuicaのトップ画面を開くと、下に「定期・グリーン・チケット購入」というボタンがありますので、それを押下します。

いろいろとメニューがポップアップで現れますので、「おトクなきっぷ」を選んで次に進みます。

モバイルSuicaで対応している4つのフリーきっぷが表示されます。ここで「都区内パス」を選択して次に進みます。
きっぷの概要が表示されます。ここは商品説明のリンクを貼るのではなく、価格やフリーエリアの画像ぐらいは貼っといて欲しいものです。

「購入へ」を押下すると購入確認画面に遷移します。ここで初めて価格が表示されます。発売額はICカード専用の「のんびりホリデーSuicaパス」を除き紙のきっぷと同じです。
決済方法はモバイルSuicaに登録されたクレジットカードかGooglePayになります。モバイルSuicaのチャージ残額では決済できないので注意が必要です。

購入完了した画面です(チャージ残額の差異は気にしないでください)。使用済か未使用かこの画面で分かるといいんですけどね。操作性は特に問題なく、違和感はありませんでした。きっぷヲタ的には素っ気なさを感じなくもないですが、これでモバイルSuicaで「都区内パス」が利用できます。
使用感はSuica定期券と同じです。フリーエリア内の自動改札を通った時のディスプレイ表示はICカードタイプの「都区内パス」と同じ「企画券利用」となります。
モバイルSuicaでフリーきっぷを購入する際の注意点をざっくりまとめます。
- 端末1台で1人分の発売。複数人分の購入はできない。
- 発売は当日のAM5:00から。前売りはしない。
- 払い戻しは5:00~23:45の間に自分で行う必要がある。
- モバイルSuicaで改札内に入場した状態では購入できない。
- モバイルSuicaに有効な定期券が載っている場合は利用不可。
- チャージ残額での決済はできない。
注意点はこんなもんかなと思いますが、個人的には価格のインセンティブと不使用時の自動払い戻し機能が欲しいと思っています。
客がモバイルSuicaで購入することによって、みどりの窓口も券売機も利用していないですから、図らずもJR側の省力化に寄与しています。紙のきっぷより少し安くすることによって、省力化の分を客に還元し、紙のきっぷよりモバイルSuicaの方が安いという点でモバイルSuicaへの誘導が促進できます。
また、モバイルSuicaで購入したフリーきっぷを払い戻す場合は5:00~23:45の間に自分で操作する必要があります。フリーきっぷを利用したかどうかはJR側で瞬時に判断できるはずですから、23:45過ぎても未使用で払い戻し手続きもされていない場合は、手数料を引いたうえで自動返金できないものなのかなと思います。
あとは紙のきっぷをベースにした4商品以外にもモバイルSuica専用の商品を出てきてもいいと思います。これからの展開に期待でしょうか。
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