続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

鈴鹿F1号立席特急券

鈴鹿F1号立席特急券

 今年からF1日本グランプリの開催地が20年間開催された三重県の鈴鹿サーキットから静岡県の富士スピードウェイに変更になりました。昨年までそれに関連して名古屋~鈴鹿サーキット稲生間で特急「鈴鹿F1号」が運転されていたのは以前の記事で紹介しました。

 この列車は全車指定席で発売とほぼ同時に指定券が売切れてしまうので、枚数限定で立席特急券が発売されました。「全車指定席の列車が満席になった場合は立席特急券を発売することがあるという規定はあるようですが、こういった一発ものの臨時列車で発売されるのは珍しいです。以前の記事で紹介した「南紀96号」もそのうちの一つです。

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 JR部分の名古屋~河原田間は特定特急料金の適用区間なので券名が「立席特急券」とならずに「特定特急券(立席)」となっているのが特徴的です。特急料金は自由席特急料金と同額です。当日は乗車口で駅員が特急券の確認をしていたので、強行乗車はできませんでした。見た感じでは立席特急券の発売は1両あたり7~8人程度だったようでした。

 立席特急券の存在は時刻表に記載はなく「知る人ぞ知る」という感じでした。JR東海管内の列車なのでJR東海の駅員の方が話が通るかと思って首都圏在住の私は出かけついでに新横浜駅まで行ったんですが、駅員には「そういう設定はないし、特に通達も出ていない」と言われ発券してもらえませんでした。同じ日の帰りにJR東日本管内である根岸線・桜木町駅で同じ依頼をしたところ何も見ずに10秒で発券してくれました。

 今年のF1日本グランプリは「チケット&ライド」という方式が取られ、入場券購入時に富士スピードウェイまでのアクセス駅(または車・バイクなどの駐車場)を指定するようになっています。アクセス駅と富士スピードウェイとの間はシャトルバスで往復します。鉄道駅は新富士、三島、御殿場、駿河小山、新松田(小田急)、富士急ハイランド(富士急)、大雄山(伊豆箱根鉄道)となっています。

 なお、関連として静岡~御殿場間に特急「日本GPごてんば号」が新たに運転(往路のみ)され、週末を中心に新宿~河口湖間で運転されている「ホリデー快速河口湖号」が増発されています。