EXファミリー早特第二弾
昨年11月から今年2月末まで発売された「EXファミリー早特」が5月のGW明けから7月3連休前週までの期間限定で再発売されました。2名以上の土日利用で3日前までに事前購入という発売条件は変わりませんでしたが、静岡・浜松発着の設定がなくなっています。
また、山陽新幹線全線開業40周年を記念して、岡山以西発着分についてはさらに割安な設定になりました。そこで、いつものように価格の比較をしてみました。(1)は2月まで発売されていた第一弾で、(2)は7月まで発売された第二弾です。
定価 ファミリー(1) ファミリー(2) (1)-(2)
東京~新大阪 14450円 12340円 12340円 0円
東京~岡山 17340円 13970円 13000円 -970円
東京~広島 19080円 15470円 13300円 -2170円
東京~博多 22950円 16970円 13800円 -3170円
名古屋~博多 18540円 13970円 12000円 -1970円
新大阪~博多 15310円 11780円 10000円 -1780円
第二弾の岡山以西発着はキリのいい数字に揃えられています。それにしても、東京~岡山と東京~博多の価格差がたった800円というのはちょっとビックリです。東京~博多にいたっては正規の約4割引きで、飛行機の早割運賃とも互角です。
これが「EXファミリー早特」第二弾の現物です。東京~小倉間は東京~博多間と同額でした。
乗車券一体型にもかかわらず、東京都区内や北九州市内といった特定都区市内制度が適用されていないため、「IC乗車票」に似ていますが、その表記はありません。「IC乗車票」はエクスプレス予約会員本人が使う前提で、「EXファミリー早特」は複数人利用が前提でIC利用が不可ですから、位置づけが異なります。
ちなみに岡山以西発着の「EXファミリー早特」利用客に対しては、記念乗車証が配布されました。岡山以西の駅の改札口で乗車・下車時にきっぷを呈示することによって貰えました。ネット予約の乗客限定でこういったものを配ったのは他社でもちょっと記憶にありません。
現物はこんな感じのものでした。台紙には山陽新幹線を走った歴代の新幹線が印刷されています。きっぷの部分は硬券っぽく見えますが、硬券と軟券の中間の画用紙のような紙でした。
10月23日のプレスリリースで12月5日乗車分から来年2月末まで第三弾に相当する「EXファミリー早特」が発売されることが発表されました。年末年始の超繁忙期は除外されているので帰省には使えませんが。岡山以西発着の価格は第二弾と同じですが、記念乗車証の配布はないようです。