続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

軽井沢・小布施フリーきっぷ

軽井沢・小布施フリーきっぷ

 「軽井沢・小布施フリーきっぷ」は長野電鉄、しなの鉄道、JR東日本三社の共同企画で発売されているフリーきっぷです。協賛に地元観光団体や沿線自治体が名を連ねていたり、曜日の制限はなく2日間有効で、沿線の観光施設や温泉施設での割引もあるので観光促進目的のきっぷと言えます。フリーエリアは以下のとおりです。

【フリーエリア】

  • 篠ノ井線:篠ノ井~長野
  • 長野電鉄長野線:長野~湯田中(全線)
  • 長野電鉄屋代線:屋代~須坂(全線)
  • しなの鉄道:軽井沢~篠ノ井(全線)

 ほぼ「長野電鉄+しなの鉄道全線フリーきっぷ」で、長野電鉄屋代線以外に両社を接続するため申し訳程度にJR篠ノ井線が加わったのが実態と言えます。そのせいか、長野電鉄・しなの鉄道とも他社委託を除くすべての有人駅で発売していますが、JR駅での発売はありません。当然ながら、JR東日本の「おトクなきっぷ」のページでも検索されません。

 これが現物です。しなの鉄道・軽井沢駅で購入しました。大きさはJRの85mm券とほぼ同じサイズで、ちょっと厚めの紙質です。画像をクリックしてもらうとわかりますが、左半分がしなの鉄道の地紋で、右半分が長野電鉄の地紋で、1枚のきっぷに2社の地紋が入るのは趣味的にも面白い様式だと思います。私はしなの鉄道で購入したものしかありませんが、長野電鉄でも同じ券紙を使っているようです。

【ひとこと】

 大人3,500円というのは決して安い印象はありませんが、長野電鉄やしなの鉄道の運賃の高さのことを考えるとそれなりの利用価値はあると思います。私は日帰りで軽井沢~長野~小布施を往復しただけですが、それだけでも普通に払うと4,480円かかります。また、2日間利用できるので沿線に宿泊して、観光地を移動するのに適しています。

 今のところ発売期間は来年1月9日までとなっています。これはまだ長野電鉄屋代線の存廃が明確になってなかった段階でのものであり、ひょっとしたら延長されるかもしれません。ただ、来年3月末でその長野電鉄屋代線が廃止されてしまうので、このきっぷの使い勝手も変わりそうです。4月以降も少し値下げして存続してもらえるといいんですが…。

使い勝手:★★★★☆

お得感:★★★★☆

当日発売:あり

小児用:あり