続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ。そろそろ15周年。

旅名人

旅名人の九州満喫きっぷ

 「旅名人の九州満喫きっぷ」は平成17年に九州内のJR線と九州内の私鉄が利用できるフリーきっぷとして期間限定で発売されました。期間内で3回で10,000円で利用できるという「青春18きっぷ」に似た形態でした。JR線は普通列車のみ利用可能で、新幹線や特急列車の利用には別途運賃も必要になります。

 その後、期間限定から通年発売となり、対象路線の追加や発売から3ヶ月以内から3回有効となって、消費税増税で10,800円に値上げされて現在に至ります。

 九州は高速バスが発達していて、九州内と下関の高速バス・路線バスと一部フェリーがフリーになる「SUNQパス」という3日間で10,000円のフリーパスを発売していて、人気を博しています。「旅名人~」はいわばその鉄道版といった位置づけです。

f:id:imadegawa075:20191013230307j:plain

 きっぷはこんな感じのものです。かつて秋に発売していた「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」の様式によく似ています。きっぷにも列挙されている通り、利用できるのは以下の会社の路線です。

【フリー区間】 

  • JR九州全線
  • 平成筑豊鉄道(北九州銀行レトロラインも含む)
  • 北九州モノレール
  • 筑豊電鉄
  • 西日本鉄道(西鉄)
  • 福岡市営地下鉄
  • 甘木鉄道
  • 松浦鉄道
  • 島原鉄道
  • 長崎電気軌道(市電)
  • 熊本電鉄
  • 南阿蘇鉄道
  • 熊本市電
  • くま川鉄道
  • 肥薩おれんじ鉄道
  • 鹿児島市電

 こうして見ると、九州内で利用できない鉄道会社を探す方が難しいぐらいです。強いて言えばJR西日本の博多南線ぐらいでしょうか。もっとも、博多南線は特急列車しか走っていないので、フリーエリア内に入っていても実質利用できないんですが。

 JRの快速列車の指定席、平成筑豊鉄道の「北九州銀行レトロライン」や肥薩おれんじ鉄道の「おれんじ食堂」は有効な指定券を購入すれば利用できますが、南阿蘇鉄道のトロッコ列車「ゆうすげ号」やくま川鉄道の「田園シンフォニー」はこのきっぷでは利用できず、別途乗車券が必要になります。こういった細かな利用制限には注意が必要です。

【ひとこと】

 3回で10,800円なので、1回あたり3,600円になります。ただ、JR九州の普通列車は福岡近郊を除き本数が多くないため、長距離の移動には適しません。私鉄も福岡近郊や市電を除くと本数が少ないのは同様です。そんなわけで、実際使ってみて1日3,600円分乗るのは案外難しいなと感じました。長距離移動の足としてはJRの優等列車や高速バスとの併用が必須だと思います。

 ただ、この一枚さえあれば九州内ほぼすべての鉄道が利用できます。運賃を調べないでもいいですし、きっぷを買ったり小銭を用意したりする必要もありません。これは思っていた以上に便利でした。

使い勝手…★★★★☆

お得感…★★★☆☆

当日発売…あり

小児用…なし(大人と併用)