有効期間表示の変化1
4月1日発券分より、JRグループのマルス端末で発券されたきっぷの有効期間の表示が変わりました。ここで言う「マルス端末」とは有人窓口に設置され係員が操作するMR3X・MR5X・MEX端末と広義に「指定席券売機」と呼ばれるMV端末を指します。
さっそく乗車券で新旧の比較をしてみます。
当日限り有効の近距離乗車券です。これまでは「1日間有効」となっていましたが、4月以降は「当日限り有効」と表記が変わっています。
JRの乗車券の世界の「1日間」は当日限りで翌日は使えないことは半ば自明ですが、「1日間=24時間」と都合よく解釈する輩がいてトラブルになったため、こういう表記に改まったらしいという話を聞きます。真偽のほどはわかりませんが。
こちらは有効期間2日以上の長距離乗車券です。往復乗車券でも同様の表記になります。まず3月31日以前に発券したきっぷは「3月18日から 4日間有効」という近距離乗車券と変わらない表記でしたが、こちらは4月からは下のきっぷのように「5月6日から 5月8日まで有効」と具体的な利用可能範囲が表記されるようになりました。
これは親切になったなという印象を受けます。と言うのは、このきっぷのように3日や4日なら指で数えれば問題ないですが、月末を跨いだり10日を超えるような往復券の場合、いつまでに利用しないといけないのかが一目瞭然で分かります。
今回はマルス券だけを取り上げましたが、各社で独自で利用しているPOS端末の類は対応状況が異なります。また、乗車券+特急券が一体になったきっぷなんかも合わせて、追々紹介していきたいと思います。