続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

朽網駅MX-V10型指定席券売機

 以前の記事でJR西日本の博多駅に投入されたMX-V10端末について紹介しました。博多駅での導入直後にJR東日本の東京駅と上野駅(いずれも改札内)に投入され、その後JR九州の朽網駅と今宿駅にも投入されました。

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 ちなみに朽網駅は今年2月に、今宿駅は今年3月にMV50型が設置されたばかりで、両駅ともわずか半年ほどで置き換えられました。もともと最初からMX-V10型を設置したかったところに、昨今の半導体不足か何かの影響で間に合わず、とりあえずどこかから転用したMV50型を繋ぎで設置したのかなと推測しています。

朽網駅のMX-V10型指定席券売機 2025/8/24

 朽網駅に設置されたMX-V10型です。近距離の金額券(エドモンソン券)を発券するメニューが初期表示されています。エドモンソン券に対応したMX-V10型はJR九州が初めてです(その後JR北海道でも導入されています)

朽網3265(MX-V10型)
朽網3281(MV50型)

 さっそくエドモンソン券を買ってみました。比較のためMV50型時代のものも載せていますが、券面の表記やフォントはまったく変わっていません。強いて言えば発売箇所表記(2025年の下に印字されている4桁の小さな数字)が3281から3265に変わったぐらいです。

 通常の指定席券売機のメニューに切り替えるには画面の「指定席/自由席など」のボタンを押します。特急券・100Km超の長距離乗車券や入場券の購入、ネット予約の受け取りもできます。

朽網駅XV-1

 指定席券売機メニューでの発売箇所表記は「朽網駅XV-1」となります。今宿駅も「XV-1」だったので、JR九州でのMX-V10型の発売箇所表記はXVを使っていくんだと思います。

 JR西日本や東日本は利用客の多い新幹線駅からMX-V10型を設置したのに対し、JR九州はお世辞にも利用客が多くない郊外の在来線駅に設置しました。スモールスタートで利用客の反応を見て徐々に大きな駅に展開していく方針と見られ、そこは会社としての考え方の違いなのかなと思います。