続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

若松駅現状

 2017(平成29)年3月に筑豊線・新入~若松間に駅集中管理システム(別名:SmartSupportStation、以下SSS)を導入し、折尾を除く有人駅を全てほぼ無人化しました。ここで「ほぼ」としたのは、マルス端末設置駅だった中間および若松駅についてはAM6:30~8:30の朝の2時間だけ窓口営業を行っているからです。昨年の大みそかに早起きして若松駅に行って現状を見てきました。

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若松駅改札口 2018/12/31

 朝8時ごろの改札口の様子です。窓口は開いていますが、改札口は黒いフィルムが貼られた上で閉じられています。係員がいる時間帯に列車が到着しても、改札口に係員が立つことはありません。改札を行わないという意味では徹底しています。

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MR52型で発券された入場券

 マルス端末は無人化されてからMR32型→MR52型に置き換えられていました。朝2時間しか営業しない駅でも最新型の端末に入れ替えるなんてある意味律儀で感心しました。

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 改札はしないものの、チケッターはありました。このように「青春18きっぷ」(4回目)に対する押印もしてくれました。

 MR32型端末の保守期限の絡みで置き換えるのであれば、よそで余ったE-POS端末を転用すれば運搬・設置費用だけで済みます。マルスより機能が落ちたってどうせ2時間しか営業しないんですから平気です。2時間しか窓口が営業しないことと比べれば、SUGOCA定期券や九州外の在来線の指定席特急券が買えないなんて不便は些末な話です。

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無人化前のPOS発券の乗車券

 ついでにマルスのE-POS機能でも入場券を発券してもらおうとしましたが、メニューのあるはずの位置にありませんでした。どうやらPOSの設定がSSSの管理駅である中間駅となっているようで、若松駅では入場券メニューを殺していました。乗車券は問題なく発券できました。発売箇所表記は無人化前はPOS1でしたが、POS11に変わっています。この券だと10の位の1が半角で、1の位の1が全角に見えます。


 同じ筑豊(若松)線にある嫁実家最寄駅もSSS導入に伴って無人化されました。駅員がいた頃より明らかに駅やトイレが汚くなりましたし、タバコの吸い殻もいたるところに落ちています。

 きっぷを回収箱に入れずICカードのタッチもしない、無賃乗車と疑わしき客もよく見かけます。それは筑豊線の前年にSSSを導入していた香椎線でも同様でした。SSSで駅員の人件費や端末のリース料は削れたかもしれませんが、4年前に危惧していたモラルハザードの問題が現実となりました。

 他社でも同様のシステムを入れているところがありますが、自動改札は稼働させて遠隔管理しています。SSSの致命的にダメなところは、駅を無人にして自動改札は稼働させず、かと言ってワンマン運転でもツーマンで車掌がいてもきっぷ回収や運賃収受を全くせず、無賃乗車を黙認しているも同然であることです。

 不正は見つけ次第3倍の増運賃を徴収すれば済むという話でもありません。コスト削減のことしか考えず、平等に運賃収受する努力を怠り、事業者自ら容易に不正ができてしまう環境を作り出したことが怠慢だと感じるのです。集中管理をやるにしても、名鉄のように自動改札機は稼働させ、遠隔対応ででも運賃収受する努力はすべきです。

 昨年度公表された「2019-2021中期経営計画」でSSSをさらに増やすと記載されていて、来年から指宿枕崎線の2駅でも導入されることが発表されましたが、JR九州は今のようなガバガバのザルシステムを漫然と増やしていくんですかね?私が事業者側の人間だったら、運賃を払わないでも平気な客が増えていく未来は空恐ろしいものがありますが。

【補足:2020/7/25】

 昨年(2019年)の大みそかに若松駅を再訪した際に入場券を購入してみたところ、POS機能でも発券できるよう改修されていました。

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 発売箇所表記は「若松駅POS11」となっています。